• 舞台『となりのトトロ』がロンドンで開幕!サツキとメイの姿も公開
  • 舞台『となりのトトロ』がロンドンで開幕!サツキとメイの姿も公開
2022.10.15

舞台『となりのトトロ』がロンドンで開幕!サツキとメイの姿も公開

Photo by Manuel Harlan (C)RSC with Nippon TV.

イギリスの名門演劇カンパニー、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)によって初めて舞台化された『となりのトトロ』。10月8日、ロンドンのバービカン劇場で開幕した舞台『MY NEIGHBOUR TOTORO』の場面写真が公開された。

『となりのトトロ』は、1988年公開、宮崎駿監督のアニメーション映画。病気の治療で病院にいる母親の近くに住むため、郊外へ引っ越してきたサツキ、メイの姉妹が森で出会った不思議ないきものトトロとの交流を描く物語。
幼い姉妹と美しい日本の自然、そして奇妙ないきものたちとの交流を描き、幅広い世代に支持され続けているファンタジーだ。

映画で音楽を手掛けた作曲家の久石譲が舞台化を提案し、宮崎駿監督がこれを快諾したことで始まったプロジェクト。久石譲がエグゼクティブ・プロデューサーを務め、イギリスの名門演劇カンパニー、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)と日本テレビが共同製作し、舞台化した。

ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーは、シェイクスピア生誕の地、英のストラットフォード・アポン・エイボンを拠点とする英国の代表的な演劇カンパニー。その長い歴史を通してクオリティーの高い舞台作りで知られているRSCは、シェイクスピア作品のほか、現存の劇作家による新作の上演や、演劇プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュの共同製作したヒット作品『レ・ミゼラブル』や『マチルダ・ザ・ミュージカル』など、世界中で愛される良質な作品を産み続けている。
演出を務めるフェリム・マクダーモットは、『真夏の夜の夢』をはじめとしたシェイクスピア作品のほか、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場でのオペラ作品『アクナーテン』(音楽=フィリップ・グラス) 、ブロードウェイミュージカル『アダムス・ファミリー』などを手がけている。

チケットは5月17日の発売初日3万枚を販売し、ベネディクト・カンバーバッチ主演『ハムレット』(2015年)の数字を抜いてバービカン劇場の初日販売記録を更新。その後もチケットが取りにくい状態が続いており、THE TIMES(10/9付)によれば “ウェストエンドで最もチケットが売れている公演” となっている。
久石譲の音楽、原作を尊重した世界観、そしてRSCならではの作劇力で観客の心をつかみ、連日万雷の拍手とスタンディングオベーションで迎えられており、BBCの全国ニュースでも取材を受ける(放送日未定)など、ロンドンで今最も注目されている作品となっているという。

公開された場面写真からは、原作アニメへの強いリスペクトを感じさせられる内容が感じられる。舞台上でトトロを始めとした不思議な生き物たちがどのように表現されているのか、大いに気になるところだ。
本公演は2023年1月21日まで上演される。

>>>『MY NEIGHBOUR TOTORO』場面写真を見る(写真4点)

Photo by Manuel Harlan (C)RSC with Nippon TV.

アニメージュプラス編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事

RELATED関連する記事

RANKING

人気記事