◆酒向⼤輔監督・野崎康次プロデューサーコメント1:ルパンの少年時代でアニメを作ろうと思ったきっかけは?<野崎プロデューサー回答>今までアニメーションでは描いていない、そして若かりし頃のルパンを描こうとしたのがきっかftで、モンキー・パンチ先⽣が原作で少年期(ジャリルパン)描かれていたので、それをイメージして少年時代を描いています。
2:どのように少年像を作り上げていったのか? 描く上で⼤切にしたことは?<酒向監督回答>少年ルパン君がどういう少年だったのかは、モンキー・パンチ先⽣の原作にある少しのエピソードと⼤⼈のルパン三世が語っていた思い出を⼿がかりに想像を膨らませました。
僕らが描くルパン三世はアニメの世界にいるルパン三世ではありますが、彼⽈く彼⾃⾝はルパン家三代⽬のお坊ちゃんであるとのこと。そのお坊ちゃんの少年ルパン君が13歳だった頃を覗かせてもらう気持ちで、きっとこうだったのかなという可能性の⼀つをスタッフで考えていきました。
3:舞台を1960年代前半の東京としたことへのこだわりは?<酒向監督回答>年齢不明、国籍不詳のルパン三世ですが、昔は少年だったことは間違いありません。そのルパン三世がアニメで初めて我々の前に姿を現したのは、昭和46年(1971年)の⾶騨スピードウェイです。その時代から思いを馳せると少年の頃はきっと昭和30年代半ば(1960年代)で、その時代、その場所に少年の彼はいたはずだと思います。
ですので今回はその時代に少しお邪魔して少年だった頃を覗かせて貰う気持ちで作りました。
⼤⼈になった本⼈は⼦供の頃を⾒られるのを嫌がるかもしれませんが。
4:全6話を通じて物語のテーマは?<酒向監督回答>職業泥棒の⼤⼈のルパン三世ですが、彼が13歳の頃の職業は中学⽣だったのかなと考えました。家業が泥棒なだけで、まだ継いでいない。そもそも継げと⾔われて素直に継ぐ性格なのかわかりません。他⼈から⾔われたことをやるのは癪に障る年頃。かといっていつまでも中学⽣でいる訳でもない。そんな少年ルパン君が⾃分で考え、⾃分で決めていくという物語です。
5:これまでのシリーズにない『LUPIN ZERO』で挑戦したことは?<酒向監督回答>⼤⼈のルパン三世にできないこと、彼は謎の男ですが今確実に⾔えるのは彼が⼦供に戻ることです。
13歳の少年ながら⼤⼈顔負けの頭脳はあるけど、体格体⼒では⼤⼈に及ばない彼が知恵と⼯夫で活躍する。といった物語は今回の『LUPIN ZERO』の特徴です。
少年の頃の彼がのびのびと動き出した結果、⾒ていてワクワクするアニメーションになりました。ルパン三世を詳しく知らなくても彼の活躍を楽しんで貰えると思います。
また⼤⼈のルパン三世を知っている⽅は彼が⼤⼈に成⻑する前のキュートな少年ルパン君がそこにいたんだなと楽しんで貰えると思います。
★公式HP★公式Twitter:@lupin_zero
ハッシュタグ #ルパンゼロ
原作:モンキー・パンチ (C)TMS