• 【ノケモノたちの夜】対談企画『星野真先生と行くアニメ裏側探訪』第2弾!
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2022.11.11

【ノケモノたちの夜】対談企画『星野真先生と行くアニメ裏側探訪』第2弾!

(C)星野 真・小学館/「ノケモノたちの夜」製作委員会

2023年1月放送予定のTVアニメ『ノケモノたちの夜』(原作:星野真)。この度公式サイトにて、原作者である星野真先生と制作スタッフやオープニング、エンディングのアーティストとの対談記事連載『アニメモノの夜~星野真先生と行くアニメ裏側探訪~』の第2弾が公開となった。

『ノケモノたちの夜』は19世紀末の大英帝国を舞台に、不死の悪魔と不幸な少女が居場所を求め彷徨う常夜奇譚(ダークナイトストーリー)。少年サンデーコミックスより全8巻が好評発売中だ。

『アニメモノの夜~星野真先生と行くアニメ裏側探訪~』第2弾は、シリーズ構成のシリーズ構成を担当した脚本家の山下憲一さんとの対談を掲載。公式サイトで公開されている対談記事より、以下、抜粋して紹介する。

◆『アニメモノたちの夜~星野真先生と行くアニメ裏側探訪~』星野真(原作)✕ 山下憲一(脚本)

『ノケモノたちの夜』原作者の星野真先生と一緒にアニメ制作の裏側を探るインタビュー企画。第2弾は、シリーズ構成を担当した脚本家の山下憲一さん! 作品の魅力だけでなく、物語作りという共通の立場からのお話は必見!

●作品愛が勝ち取った全13話

———最初に山下さんへ葦プロから企画書の相談があったそうですね

山下 まだ小学館さんへ企画書を持ち込む前でしたね。若いプロデュサーが「何かアニメでやりたいものはないか」と聞かれて一番最初にあげたのが『ノケモノたちの夜』だったというお話をいただいて、それだけ情熱があるなら僕も頑張って力添えできればと。そこから原作漫画を拝見しようとお名前で検索したら、ヒットしたのがpixivにあったプロトタイプ的なお話で……。

星野 『森の悪魔と暇つぶし』ですね(笑)。読者さんに喜んでいただいているので、削除せず今も原型として残しているんです。

山下 その後に『ノケモノたちの夜』を拝見したら、より(週刊少年)サンデーらしい漫画になっていました(笑)。第1話の完成度がかなり高くここからどういうお話になっていくのかも楽しみでしたし、作品の冒頭からマルバスとウィステリアの関係も出来上がっているので、この話のアニメ化なら過不足なくできるなというのが最初の感想でしたね。

———原作を読まれて印象的だったセリフはありますか?

山下 いっぱいあるので絞りにくいんですが、やっぱり最初の契約の部分ですね。ウィステリアが決断するシーンが一番好きで、これでアニメ化はいけるぞと。

———シリーズ構成という立場で、最初にしたことはなんでしょうか?

山下 僕自身というより、このアニメ化をどうするかというときに、どこからどのまでをアニメにして、どこをクライマックスにするかをまずは決めないといけません。大きな山としてマルバスとウィステリアの関係も良かったんですけど、個人的には「リバーサイド・マーダー」を単発でやりたい。終盤に出てくる副団長の話も1話として立てたいなと思いました。そんなことが頭の中にあったので、製作委員会さんにシリーズ構成案みたいなものを提出させていただいて「全12話だとちょっと足りないんじゃないか」「このままだと、どっちかのエピソードを削らないといけないかもしれません」「どうしてもあと1話分欲しい」という話をさせていただいただきました。

———1クール作品での1話は大きいですね。

山下 全12話というのは覆えせない可能性があるという話でしたが、委員会の方たちも含めてこの作品が好きだということもあり「このエピソードがないともったいないんじゃないか」という話をしてくださって、「じゃあもう1本増やしてちゃんと構成ができるようにしましょう」という決断をいただきました。これはライターひとりの力ではどうしようもないことなんです。みなさんがこの作品をどうしたいか。みなさんが熱意を受け止めてくれたからだと僕は思っています。

(C)星野 真・小学館/「ノケモノたちの夜」製作委員会

アニメージュプラス編集部

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