――4人は以前発売されたドラマCDでも共演されているんですよね。高野 はい! でも夏織ちゃんとは一緒に収録できず、実はみはり役が夏織ちゃんだというのを後で知りました(笑)。声優は性別の垣根を越えた演技ができることが魅力のひとつだと思うのですが、中身が男性だと知っていて女の子として演じるのがすごく難しくて……。「男の子だったらこうやって落とすんですよ」とディレクションしていただきつつ、演技を学んでいきました。収録を通して役の幅が広がったのを感じましたね。
石原 私は最初、テンション高めで役作りをしていたのですが「ところどころで科学者っぽさが出るようなイメージで」というディレクションをいただいたのを覚えています。あとでまひろの声を聴いたとき「確かに、ふたりともテンションが高くなってしまうと収拾がつかないな」と思いました(笑)。世界観に慣れてくると「このあとどんな物語が展開していくんだろう?」とワクワクする気持ちになりましたね。
金元 会話劇がすごく楽しかったです。かえでに関しては、家庭的で面倒見がいいのにギャルっぽさもある、ということで、それらを演技で表現するのが難しかったですね。
高野 まひろは、かえでと一緒にいるときが一番女の子っぽい気がします(笑)。
金元 確かにそうかも。懐いてくれてうれしい(笑)。それと、現場のスタッフさんが収録を手厚くサポートしてくださったのを覚えています。例えば緒山家が舞台のシーンでは、部屋のレイアウトを教えていただいて「大体ここからここまでの距離感で」と細かい指示をくださるんです。情景をリアルにイメージしながら演じられたのはよかったですね。
津田 もみじは見た目がボーイッシュなので、そこを意識しすぎてしまうところがありまして。まひろとの出会いも彼女(?)を助けるシーンから始まったので、その意識がますます強くなってしまいました。ただ、その後は女の子らしさも自然に演技に反映できたと思います。アニメでも、まひろがやらかすところを見守りつつ(笑)、時に支えつつ、楽しく演じています。
――先生から4人に聞きたいことはありますか?ねことうふ みなさんが「ONIMAI SISTERS」として歌ったエンディングテーマ『ひめごと*クライシスターズ』に関して、どのようにレコーディングが行なわれたのか知りたいです!
石原 私がトップバッターで歌わせていただきました。ワチャワチャした作品なので「元気で楽しく歌ってください」と言われ、順調にレコーディングが進んだのですが、途中からスタッフさんもノッてきてしまったようで……(笑)。アドリブ指示が出たり、みんなで楽しみながら録音できたのが印象に残っています!
高野 みはりの声が入っていると、まひろも演じやすかったですね。意外とメロディアスな部分もあり「まひろって、こんなにルンルン歌うのかな?」と少々の疑問も感じつつ(笑)、歌入れをしました。
金元 実はアニメのアフレコ前にレコーディングをしまして。ドラマCDぶりにかえでの声を出したので少し緊張しましたが、『おにまい』の世界観を体現したようなメロディラインでしたので、終始楽しい気持ちで歌うことができました。レコーディングの際は「かえでのお姉さんっぽいところを出しながら歌ってみて」というディレクションを受けたのを覚えています。
津田 夏織ちゃんも言ってくれましたが、イントロからまひろを3人で取り合う、ワチャワチャした感じがよく出ていて心地いいんですよね。私自身、以前は別作品の4人組ユニットでワイワイ歌わせていただいていたので、懐かしく感じました(笑)。
――最後に、メッセージをお願いします。津田 もみじは、みはりと仲良くなりたいオーラが常に出ているので、そこに注目しつつご覧いただけますと幸いです。もみじたち、めちゃくちゃ動きます!
金元 ファンの方からアニメ化の声がすごく強かったとお聞きしています。出てくるキャラクターたちがみんな優しい心を持っていて、アフレコが癒しの時間になっています。本編をご覧になってその様子が少しでも伝われば幸いです!
石原 ちょっと不思議なお話ですが「もしかしたらこんな日常もあるかも?」と思えるような、リアリティも感じられる絶妙な物語になっていると思います。
お仕事や学校から帰ってきて『おにまい』を観てもらえたら、ほっこりした気分で「明日からも頑張ろう」という力がわいてくると思いますので、よろしくお願いします!
高野 『おにまい』は原作を読んですっかりハマってしまった作品です。みなさんに「アニメになってよかった」と思ってもらえるように頑張って演じています。ハートフルで優しい作品なので、ぜひ最後までお楽しみください!
ねことうふ 原作ファンにも納得していただけるクオリティをお約束します。お楽しみに!
インタビューの全文は、公式サイトにて公開中! ぜひチェックしてみてほしい。
>>>場面カットや作品KVを見る(写真5点)(C)ねことうふ・一迅社/「おにまい」製作委員会