• 昭和の子供感涙! TVアニメ草創期のヒーローたちが東京駅に大集結!!
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2023.02.19

昭和の子供感涙! TVアニメ草創期のヒーローたちが東京駅に大集結!!

(C)愛すべきショーワヒーローズプロジェクト (C)Tezuka Productions (C)平井和正・桑田二郎/TBS (C)手塚プロダクション・TMS (C)TBS (C)タツノコプロ

1963(昭和38)年に30分枠の国産テレビアニメーションのシリーズがスタートしてから、今年2023年で60周年を迎えた。
これを記念したプロジェクト【愛すべきショーワヒーローズ】が、テレビアニメ創成期を牽引してきたアニメ制作会社4社がタッグを組み “なつかしくってあたらしい” をテーマにスタート!

1963年~1965年に誕生し、昭和の時代を創造したヒーローたち、『鉄腕アトム』『エイトマン』『ビッグX』『未来からきた少年 スーパージェッター』『宇宙エース』がコラボレーション、そのPOP UP SHOP が東京駅地下の東京キャラクターストリートにて、2月17日(金) より、3月2日(木)まで、開催されているのだ!

1回目のアジア初開催の東京オリンピック開幕を迎える1964(昭和39)年10月に向けて、日本中のあらゆるジャンルで大きな盛り上がりを見せていたことは、2021年の東京オリンピックが記憶に新しい現在の人々には想像もつかないほどだろう。
世界初の高速鉄道である東海道新幹線、首都高速道路の大規模開業という巨大インフラの大プロジェクトをはじめ、ホテルオークラ、東京プリンスホテルなどの大型シティホテルの誕生、日本武道館の開館など、東京の様子も大きく変貌した。

何より、オリンピック東京開催決定の報以来、急激に普及率が爆上がりしたテレビの影響は大きかった。テレビ局も次々と開局し、増加する視聴者に受け入れらるべく、魅力的なコンテンツが求められた結果、海外で成功事例のある連続アニメ番組にも目が向けられたが、あまりに手間とコストがかかるという理由で敬遠されてきていた。

そんななか、幼少期よりディズニー映画にあこがれをいだき、アニメーション制作に意欲を燃やしていた人気漫画家・手塚治虫は、1961年に手塚プロダクション動画部を設立(翌1962年、虫プロダクションに改称)、念願のアニメ映画の製作に着手していた。だが、現在のような30分枠の連続テレビアニメの放送については、上記の理由により、実現は見送られていた。

手塚は、製作期間短縮のために、アメリカのアニメ製作法を参考にしたり、自らの試行錯誤と創意工夫をこらし、絵の枚数を大幅に削減するためのリミテッドアニメの手法や様式を編み出した。現在に至ってもこれらの手法は様々な形で受け継がれている。
また、漫画家活動で得た利益や、今後生じる版権収入などを会社運営につぎ込むことで格安の製作費をテレビ局に提示(後に、アニメ労働環境の苛酷化を呼んだとの批判も生じた)。

ここに至ってようやく、1963年1月1日、日本初の連続テレビアニメ『鉄腕アトム』がフジテレビ系で放映され、好評を博したことを契機に様々なアニメ番組が誕生、1960年代を彩った第1次テレビアニメブームが巻き起こった。

60年代に少年期を過ごした人々はこのブーム真っ只中。
「アトム」のスポンサーメーカーが発売していたチョコレートに入っているキャラクターのシールを集め、「エイトマン」が電子頭脳等のオーバ-ヒートを抑えるためのタバコ型冷却材の代わりに、タバコ型チョコレートを箱ごとベルトに通し、アニメのようにそこから1本取り出して一服し、「ビッグX」の変身に必要なシャープペンシル型注射器の代わりに太目のペンをポケットにさし、「スーパージェッター」の腕時計型タイムストッパーの代わりに父親の腕時計を持ち出し、「流星号、応答せよ!」と命令してみたり、「宇宙エース」のエネルギー源のスペースフーズのように、チューインガムやフーセンガムを嚙む――。
おもちゃやグッズがまだ高価でなかなか買えなかった時代、昭和の子供たちはこんなリーズナブルな遊びに明け暮れていた。

そんな子供たちがオトナになった今、一気にあの頃の思い出が甦るようなショップが東京駅地下、東京キャラクターストリートに登場した。

シニア世代はあの頃に戻るよう、若い世代は両親やその上の世代へのプレゼントにもよし。そしてまだ見たことのない方々は、60年前とは思えない、魅力満載のキャラクターたちと出会える、またとないこの機会。
さあ、東京駅地下で、タイムスリップの旅に出よう!

>>>販売グッズや作品場面カットを見る(写真16点)

(C)愛すべきショーワヒーローズプロジェクト (C)Tezuka Productions (C)平井和正・桑田二郎/TBS (C)手塚プロダクション・TMS (C)TBS (C)タツノコプロ

アニメージュプラス編集部

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