• 『EDENS ZERO』寺島拓篤&楠大典が互いに認め合う「ライバル」の偉大さ
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2023.03.29

『EDENS ZERO』寺島拓篤&楠大典が互いに認め合う「ライバル」の偉大さ

第2期も絶好調! 左より、シキ役を演じる寺島拓篤さん、ドラッケン役を演じる楠大典さん 撮影/大山雅夫

真島ヒロ原作の王道スペースファンタジー『EDENS ZERO』のアニメ第2期シリーズが、4月より放送開始! あらゆる願いを叶えてくれる “マザー” を探して、仲間と共に宇宙を旅する少年シキ・グランベル。その前に、銀河六魔将の一人「闇の錬金術師」の異名をもつドラッケン・ジョーが立ちふさがる――。
遂に激突する二人の思いはいかなるものか。シキ役/寺島拓篤さん、そしてドラッケン役/楠大典さんに第二期に懸ける意気込みを語ってもらった。

──改めて第1期シリーズの印象を振り返っていただけますか。

寺島 これまでの真島先生の作品はファンタジー色が強い印象があったのですが、『EDENS ZERO』はまたひと味違うSF作品になっていますよね。王道スペースファンタジーをベースにした壮大な世界観、エーテルギアの表現の意外性、さらにそして作り込まれたキャラクターたちによる熱いドラマ……どれもが本当に素晴らしくて。

こんなにも魅力的な作品をまた新たに生み出すことが出来る真島先生のすごさを改めて実感しましたし、そんな作品でシキという素敵なキャラクターを演じさせてもらえる喜びを感じながら毎回アフレコをさせてもらっていました。

 俺も全く同意見です!

寺島 ズルいなー、それ(笑)。

 今回改めてアニメ第一期シリーズを観させてもらったんですが、もう1話から泣けて「これ、絶対続きを観たくなるよな」って思わせてくれる作品でした。キャラクターの掘り下げ方も本当に素晴らしいので、ドラッケンがなぜ悪に染まってしまったのか、そして今後どうやってシキたちを追い詰めていくのか、二期への期待が高まりましたね。

──第1期では、それぞれのキャラにどのように取り組まれましたか。

寺島 純粋培養みたいに育った田舎の少年が、宇宙に出ていろんなことを経験したり、違う価値観の人たちと出会うことで視野を広げていくわけですから、シキの成長はある程度意識していましたし、実際にお芝居をしていくうちに自然と変わっていったところもありました。

でも「誰とでも友達になりたい」という、元々持っている大事な思いを絶対に無くさないところが素晴らしいですよね。普通はそういう純粋なものって、いつの間にか忘れられていくものじゃないですか。シキはそれを手放さないし、そのために辛い思いをしたとしても、しっかりとそれに向き合って戦っていこうとするんです。そんなシキの強い思いってカッコいいなと思いながら演じていました。

 友達になった人たちがシキに感化されて、心の有様が変わっていくのは良いよね。そんなシキの精神を、観ている人たちも感じてくれたらいいと思う。ドラッケン・ジョーも、感じてくれればいいんだけどね……。

──寺島さん演じるシキについて、楠さんはどんな印象を持たれていますか。

 寺島君が普段からシキに見えていましたね。

寺島 絶対嘘だよ、それ(笑)

 物語の主人公を演じるのはすごく大変だと思うんですよ。特にシキは声優としてやらなきゃいけないことを全部出さないとダメなキャラクターだと思うんですが、その苦労を見せることなく演じているのがさすがだな、と。声優志望の子はお手本にするといいんじゃないかな。

寺島 ありがとうございます。でも、ドラッケンもすごいですよね。メチャクチャ暴力的で怖いんだけど、その反面社会派の顔も持っていて。真島先生もこんなキャラ、よく思いついたなって。強い存在感のあるキャラクターですが、大典さんが演じられていることでものすごい説得力があるんですよ。ここまで「勝てるのかな?」って何度も思わされる相手もなかなか珍しいですよ。

 そう言ってもらえると嬉しいですね。ドラッケンは最初、僕もどう演じていくかすごく悩んだんですよ。わかりやすい悪役的にするのか、それとも精神的な怖さでいくのか相談させてもらったんですが、「あえて怖さを全面的に出さなくていい」という話になりまして。

寺島 大典さんの声って「自分もこうなりたかった」と憧れるタイプの声なんです。アフレコでも土台のしっかりされたお芝居をされていて、収録時はいつも背中を見て勉強させていただきました。

(C)真島ヒロ/講談社・NTV

アニメージュプラス編集部

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