──収録現場の雰囲気はどんな感じでしたか。田村 朝から夜までずっと収録をしていたのですが、終始ほんわかした空気でしたね。あと二人の不思議ちゃんっぽいトークを聞いていたりして(笑)。マリモとケサランパサラン、あと妖精の話をしていたよね? 画像とか見せてもらって「(ケサランパサランは)羽毛なのでは?」「いや、いるんです!」みたいなやり取りをしたり。
井上 楽しかったです!
──原作者の成田サトコさんも収録をご覧になったそうですね。田村 私たち緊張しすぎて、あまり直接喋れなかったんです。
石見 「チトセがチトセでカッコいい!」っておっしゃっていましたよ。
──3人以外に注目してほしいキャラクターはいますか。石見 キースがひたすらにカッコいいなって思います!
井上 「チトセとキース、どっち派?」って話はしました。
田村 私はチトセ派。
井上 私もチトセくん。
石見 私はキース派かな、黒髪の謎多い男の子に昔から惹かれる傾向があって(笑)。でもやっぱり、チトセくんも「可愛い!」って思って見ちゃいますね。
田村 先に収録していたキースの音声を聞きながら演じた時、キースが本当にカッコよくて、思わず「ムッ」としてしまった感情がそのまま声に出ちゃって。試写を観させていただいた時に、その場面のチトセの声がぶっきらぼうになっていたので「私、こんなにツンケンしてたんだ」って驚きました(笑)。
井上 そういう恋愛模様は気になりますよね、リリカもそうですし。私が注目してほしいのはメガイラですかね。闇の魔女として出てきますが、彼女の過去を深く知るとまた印象が変わるというか……あとはカイが気になります。石見 カイは原作ですごい人気キャラクターなんです!
田村 これから先、誰にどんなアプローチをしてくるのか気になりますね。
──最後にファンへのメッセージをお願いします。井上 『らく魔女』を愛しているファンがこんなにたくさんいることをとても嬉しく思っていますし、この作品でフウカちゃんを演じられる喜びに胸がいっぱいになっています。
『らく魔女』は観てくれた人に素敵な魔法をかけてくれるアニメになっていますので、原作ファンの方々はぜひ周りのお友達と、また親子でも一緒に楽しんでいただきたいです。
田村 原作小説の挿絵に描かれたキャラクターの生き生きとした表情がそのまま動いているって感じさせてくれる、素晴らしい映像が広がっています。そこに皆さんが想像していたとおりの声や素敵な音楽があって、絶対に楽しめる要素がギュギュッと詰まった作品になっています。ラストには私も涙しましたので、ぜひハンカチを持って来場してください。
石見 子供たちは現在進行形でワクワクできる作品になっていますし、大人たちにとっては自分の青春が輝いている時間に帰れる作品だと思っています。一番大事なものに気付かせてくれる素敵なお話になっていますので、ぜひ世代を超えてたくさんの人に観てほしいと思います。私もムビチケ買いました(笑)。
井上ほの花(中央)いのうえほのか/2月9日生まれ。オフィスアネモネ所属。主な出演作は『RPG不動産』(風色琴音)、『スローループ』(二宮藍子)、『EDENS ZERO』(シャオメイ)、『八月のシンデレラナイン』(河北智恵)、『パズドラ』(卯月さくら)ほか。
田村睦心(左)たむらむつみ/6月19日生まれ。アイムエンタープライズ所属。主な出演作は『デジモンゴーストゲーム』(天ノ河宙)、『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』(エルメェス・コステロ)、『ベイブレードバースト ダイナマイトバトル』(大黒天ベル)ほか。
石見舞菜香(右)いわみまなか/4月30日生まれ。 ラクーンドッグ所属。主な出演作は『転生王女と天才令嬢の魔法革命』(ユフィリア・マゼンタ)、『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』(椎名真昼)、『黒の召喚士』(エフィル)ほか。
>>>『らくだい魔女』魅惑のキャラクター&ドキドキの名場面を見る(写真30点)(C)成田サトコ・千野えなが・ポプラ社/アニメ「らくだい魔女」製作委員会