• 『ハリケンジャー』塩谷瞬・長澤奈央・山本康平が語る20周年作品への想い
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2023.06.25

『ハリケンジャー』塩谷瞬・長澤奈央・山本康平が語る20周年作品への想い

(右から)ハリケンジャー&疾風流の忍者の二役を演じた長澤奈央、塩谷瞬、山本康平 撮影/大山雅夫 (C)2023東映ビデオ・東映AG・バンダイ・東映 (C)東映


◆キャストのみなさんと久しぶりに会って……。

ーー『ハリケンジャー』のキャストのみなさんとの久しぶりの共演はいかがでしたか。

塩谷 まず思ったのは、20年経ってもみんな変わらないなということですね。僕も周りからは「若い」って言われるけどさ……。

長澤 あれ? 自分の自慢?

塩谷 いやいや、違うよ! 2人もだし、裕二郎もノブ(姜暢雄)も、ずっと現役でやっているから変わらないんだなって。

長澤 西田(健)さんも高田(聖子)さんも、変わらないよね。

山本 全然変わってない!

塩谷 また今回、西田さんがしきりに言うんですよ。「お前ら、20周年で作品作るなんてよくやったな。俺の10年後はきっとないから、これが見納めだぞ」って。いや館長、まだまだいけますよって!

山本 本当ですよ。すぐ、次を企画しなくちゃ(笑)。

塩谷 そういう冗談も言える、そんな家族みたいな間柄なんですよね。キャストもスタッフも、家族、親戚一同が集まったみたいで、感無量でしたね。10年ぶりなのに、TVシリーズ撮影当時とまったく変わらない暖かい雰囲気で、今回の作品にみんなの想いを重ねていけたのが夢のようでした。
最初の撮影、お堂に集まったシーンで奈央が「何か……夢みたい」って言ったんですよ。

長澤 そんなこと言ってた?(笑)

塩谷 それを聞いて、撮影しながら「これは夢なのかな? 夢じゃないよな」なんて思っていました(笑)。

ーーシュリケンジャーの声を担当されていた松野太紀さんは、今回顔出しで出演されています。

山本 松野さんも、すごく喜んでくださって。当時はアフレコの時に背中ばかり見ていたのに、今回は向かい合って芝居しました!

長澤 顔出しで、あんなに出番があるなんてね!……緊張してたよね、松野さん!

塩谷 不思議な緊張感があったよね。すごく難しい説明ばかりの長ゼリフで、僕たちは下で聞いてるだけだから楽でしたけど、松野さんが緊張されているのが微笑ましかった(笑)。

長澤 館長と松野さんが難しいセリフばかりしゃべってらっしゃったのに、私たちは「はい!」とかしか言ってない(笑)。

山本 「長いよ!」って2人に怒られました。というのも、僕は脚本から関わっていたので。「すいません!」って謝っておきました(笑)。

ーー今回はゲストとして、羽瀬川なぎさんが照姫役、陽月華さんが裏七本槍のオイランダ役で出演されています。

長澤 なぎちゃんは、もう可愛くて、現場の癒しでしたね。みんなポーッとしていました、男性陣だけじゃなく私も。

山本 本当に可愛かったよね。ちょっとツンな姫様にぴったり。

塩谷 20年前の俺たちと同じくらいの年齢でしょ。そう思えないくらいにしっかりしてるし。

長澤 本当に、私たちとは比べ物にならないくらいでした。

塩谷 そして陽月さんは、本当にカッコよかった!

山本 いやぁ、すごかったですね。

塩谷 今回の作品の、大きなカラーになったのは陽月さんのオイランダというキャラクターですね。悪役という以前に、江戸時代、時代劇というものを背負ってくれたと思っています。
僕ら全員と対峙して、その世界観で負けてないっていうのがすごいんですよ。陽月さんの演技力とか人間力で、この作品がちゃんと成立したんじゃないかと思います。

長澤 すごくノリノリで演じてくださって! それにあのコスチュームがあんなに似合ってるって! 

塩谷 違和感なかったよね。すごい迫力で。

山本 妖艶で、怖くて、めちゃくちゃハマってたよね。グッドキャスティングです! でもああ見えて普段は、とっても明るい人なんですよ。

長澤 それですっごく男前!

塩谷 本当にカッコいい女性です。

(C)2023東映ビデオ・東映AG・バンダイ・東映
(C)東映

アニメージュプラス編集部

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