• アニメ『AYAKA -あやか-』スタッフがこだわり抜く舞台設定の魅力に触れる
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2023.07.13

アニメ『AYAKA -あやか-』スタッフがこだわり抜く舞台設定の魅力に触れる

(C)GoRA・KINGRECORDS/Project AYAKA

7月1日(土)より放送中のTVアニメ『AYAKA -あやか-』では、中学卒業をきっかけに故郷の島へ戻ることになった少年・八凪幸人を中心に、相棒×師弟×好敵手×兄弟 という人間関係とそれぞれの宿命を背負った男たちの切なくも美しい絆の物語が描かれていく。
『AYAKA -あやか-』ではストーリーは勿論のこと、作家集団「GoRA」による舞台設定が非常に緻密に作られているところも見どころのひとつ。本作をより楽しむために知っておきたい、作品世界の一部を紹介していこう。

まず、物語の舞台となる「綾ヵ島」。北斗七星の形に連なる7つの島を総称して「綾ヵ島、綾ヵ島諸島」と呼ばれ、島ごとに様々な特徴を持つ。島と島の間は海列車で行き来するという島々だ。アニメでは、主に一ノ島、二ノ島、三ノ島、四ノ島を中心に描かれるが、五ノ島、六ノ島、七ノ島まで存在する。

物語の重要な舞台ということもあり、各島ごとの特徴も丁寧に作りこまれ、本編でもそれらの特徴は見ることができる。
一ノ島は、グルメと音楽の街。ストリートミュージシャンがいたり、美味しいバルやダイナーが多数連なっていたりと観光地化されていて、島外からの来訪者も多いのが特徴。
そして二ノ島は、水路と花の町。昔からの島民が多く住むのどかでレトロな田舎で、水路に小舟が運行していて荷物などを運んでいる。島で採れた魚介を使ったフィッシュヘッドカレーなど、本編でもちょっと驚く料理が出てくるのでこちらも要注目だ。

三ノ島は、神社の島。鞍馬が神主を務める火泉神社だけがあり、あとは自然が広がっているという島。


四ノ島は、火山島。火山と湖があり、火の龍と水の龍が住むとされている。火口の周りを囲むように火口湖があるが、現在は干上がっている。火口湖のほとりに祠があり、封印の儀式などはその前で行われている。

そんな島々を繋ぐ重要な移動手段が海列車。一ノ島と二ノ島の間の海列車は一日に何往復もしているが、二ノ島と三ノ島の間の海列車の本数は少なく、三ノ島と四ノ島の間は必要なときにしか動かないという細かな設定がある。

つまり各島の特徴や人口密度に合わせて海列車のダイヤが決められているわけで、そういう細やかな配慮によって綾ヵ島で生活する人たちのリアルを感じることができるのだ。

そして、本作では “あやかい” という島特有の方言が頻繁に登場する。綾ヵ島に住む人々が事あるごとに使うこの表現は、喜怒哀楽すべてにおいて使える、かなり万能な言葉のようだ。使いこなせるようになると、ほぼこれだけで感情を表現できるのだという。
物語当初では、何でも“あやかい”で表現する綾ヵ島の人々に幸人が苦戦する様子が描かれており、果たして幸人がこれを徐々に使いこなせるようになるのか……は、ぜひ今後の本編をお楽しみに。

>>>スタッフが細かく作り込む世界観を堪能!『AYAKA』場面カットを見る(写真10点)

(C)GoRA・KINGRECORDS/Project AYAKA

アニメージュプラス編集部

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