• 「太刀 石切丸」がついに復元! 「石切劔箭神社『刀剣奉納』プロジェクト」レポート
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2023.07.28

「太刀 石切丸」がついに復元! 「石切劔箭神社『刀剣奉納』プロジェクト」レポート

「石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)」による「創建2677年 石切劔箭神社『刀剣奉納』プロジェクト」

購入型クラウドファンディングサービス「BOOSTER (ブースター)」において、2019年3月から実施されていた「石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)」による「創建2677年 石切劔箭神社『刀剣奉納』プロジェクト」。こちらの奉納奉告祭の斎行、並びにプロジェクト完了のレポートが到着した。

本プロジェクトは、『刀剣文化の発展及び文化財を後世につないでいく』という主旨に共感する刀剣育成 シミュレーションゲーム『刀剣乱舞ONLINE』の協力のもとで行われたもの。ゲームに登場するキャラクター「石切丸」は、石切劔箭神社が所蔵している「太刀 石切丸」がモチーフになっている。

大阪平野の東、生駒山麓に鎮座する石切劔箭神社が所蔵する重要美術品「太刀 石切丸」は、文化的価値が高く奉納できない。そのため、改元奉祝として作刀当時の「太刀 石切丸」の姿を新たに復元し、その復元刀と矢筒の奉納を実現すべく、必要な一部資金を支援してもらうことを目指してプロジェクトはスタート。目標金額の1000万を遥かに上回る約7975万円の支援を受け、達成率797%という驚きの結果になり、支援者は7980人にのぼった。

作刀当時の石切丸を復元したその復元刀は、石切劔箭神社とゆかりが深く、2014年には最も権威のある「正宗賞」を受賞した奈良県無形文化財・無監査刀匠である河内國平(かわち くにひら)氏が作刀を担当。

復元刀の完成後は、奉納神宝特別公開「永永無窮」を2022年6月から2023年5月まで(お手入れ期間としての閉館含む)執り行った。そして、2023年7月8日(土)には奉納奉告祭を斎行し、奉納神宝を御祭神の鎮まる内陣へと奉安し、改元奉祝事業は無事に完遂された。

<7月8日(土)奉納奉告祭の様子>
奉納奉告祭の様子
奉納奉告祭の様子
奉納奉告祭の様子
「Photo & Film Produced by WORLD FESTIVAL Inc.」

<石切劔箭神社 107代目宮司 木積 康弘(こづみ やすひろ) メッセージ>
石切劔箭神社 107代目宮司 木積氏
クラウドファンディングを通じ、多くの方々から熱いお心をお寄せ頂きました当神社の改元奉祝事業でございますが、本年7月8日、ご神宝の数々をご本殿内陣へお納めし、厳粛な中に奉告祭をご奉仕申し上げまして愈々(いよいよ)完遂に至りました。ご支援頂きました皆様はもとより、ご神宝制作に携わられた職方の皆様、関係者各位に対し、改めまして衷心より厚く御礼を申し上げます。また感染症の拡大により度重なる延期や内容変更を余儀なくされる中、次第ご賢察賜り深いご理解をお寄せ頂きましたことも重ねて深謝を申し上げます。皆様本当にありがとうございました。

<(株)ニトロプラス 代表取締役社長 兼「刀剣乱舞ONLINE」原作プロデューサー 小坂 崇氣(こさか たかき) メッセージ>
(株)ニトロプラス 小坂氏

石切劔箭神社さんの御神宝を奉納されるということは、大変意味の深いプロジェクトです。このプロジェクトに多くの刀剣乱舞のファンの方々が共感し応援をいただいているとお聞きし、大変嬉しく思っております。刀剣文化が長きにわたって後世に継承されるとともに、皆様の想いがこれから先の明るい未来に繋がれて行くことを願っております。

>>>「石切劔箭神社」奉納奉告祭の様子や奉納神宝特別公開ポスターを画像で見る(写真9点)

アニメージュプラス編集部

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