• 【平成レトロ】懐かしすぎる! ほぼ原寸大ポケベルがカプセル&BOXで
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2023.08.08

【平成レトロ】懐かしすぎる! ほぼ原寸大ポケベルがカプセル&BOXで

「ポケベル ボールチェーンマスコット」

平成初期に社会現象を巻き起こし大ヒットした通信アイテム「ポケベル」を再現した「ポケベル ボールチェーンマスコット」が2023年8月下旬にカプセルトイ&ブラインドBOXで登場。東京テレメッセージ監修のもと、ほぼ実寸の手のひらサイズで「ナニシテル?TELクダサイ」などのメッセージが表示されている。さらにスイッチオンでメロディが流れ、同時に本体がブルブルと振動するというダブルのギミックを搭載している。

現在、「レトロ」という言葉のちょっとした奪い合いが起きている。「明治モダン」「大正ロマン」に「昭和レトロ」と続ける人がいる中、「平成レトロ」という言葉もまた、あちこちで散見されるのだ。
平成が終わってまだ5年しか経っていないのだが、平成全体はおよそ30年4カ月、歴代元号の中でも4番目に長い。現在の中高生は平成生まれではあるが、2000年代はすでに懐かしさを感じさせ、2000年(平成12年)より前となるともう生まれる前である。
昭和生まれから見ると「平成なんてつい最近では」と思ってしまうかもしれないし、実際に町中の風景を「平成:令和」で対比したとしても「昭和:令和」ほどの大きな違いは感じられないだろう。
だが平成~令和にかけて大きく変わったものもある。携帯通信機器だ。
1985年にはNTTが「ショルダーホン」を発売しているが、これは約3キロの本体を肩から下げて使用するもので、高価でもあり普及はしなかった。その1980年代中期~90年代中期に広く使われたのが「ポケベル」だ。

「ポケベル」とは「ポケットベル」の略で、モノクロのディスプレイと通信機能を備えた小型サイズの端末のこと。スマートフォンや携帯電話が一般化する前に普及し、最盛期の1996年には契約数が1000万台を超えるなど、一世を風靡した大ヒット商品だ。

当時はまだ家庭や職場の固定電話や公衆電話しかリアルタイムかつプライベートの連絡手段がなかった時代。ポケベルを使えばいつでも友達や恋人に連絡が出来るとあって、個人間でコミュニケーションを取れる革命的なツールとして需要が高まった。普及当初は液晶画面に表示できるのが数字だけだったため、「4649(よろしく)」「999(サンキュー)」「0840(おはよう)」など、数字を使った語呂合わせによるメッセージ送信が流行し、女子高生を中心とした若者世代の間で瞬く間に浸透した。

ポケベルは送られたメッセージを受信するが、送信することはできない。信号やメッセージを送信するには家庭・固定電話や公衆電話を使ってポケベルに対しメッセージを送信する必要があったため、メッセージを送るために人々が公衆電話に並ぶ光景があちこちで見られるなど、社会現象にもなった。

「ポケベル ボールチェーンマスコット」でカプセルトイ化された機種は、東京テレメッセージのポケベル「mola(モーラ)」。横から見たマンボウのような形が特徴的な当時の人気機種だ。

ミニチュアフィギュアの大きさは約H4.8×W5.3×D1.5センチと、ほぼ実寸の手のひらサイズ。液晶画面やライト部分の造形、ボタン部分の感触などにもこだわり、本物そっくりに制作されている。

液晶画面部分に印刷されたメッセージは、「ナニシテル?TELクダサイ」などの4種類。当時の雰囲気を彷彿とさせるようなモノクロ画面の仕様になっている。

さらに左側のボタンを押すとメロディが流れ、同時に本体がブルブルと振動するダブルのギミックを搭載。収録曲は2タイプを用意し、メロディが交互に流れるなど、遊び心が満載だ。ボールチェーン仕様なので、バッグやポーチに付けて持ち運びが可能。

ポケベルは登場から50年が経過した2019年にサービスを終了しているため、「ポケベル ボールチェーンマスコット」を身に着けて携帯すれば話題になること間違いなし。
当時実際にポケベルを愛用していた世代には懐かしく、物心ついた頃からスマホがあった若い世代には平成初期の文化に触れられる、懐かしくも新しい新商品になっている。

なおケンエレファントのオンラインショップ・ケンエレストアでは現在予約を受け付け中だ。

>>>「ポケベル ボールチェーンマスコット」ラインナップやパッケージを見る(画像11点)

アニメージュプラス編集部

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