• 【グレンダイザーU】豪華スタッフ集結の発表イベントで「まったく新しい作品を目指す」
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2023.08.17

【グレンダイザーU】豪華スタッフ集結の発表イベントで「まったく新しい作品を目指す」

(左から)シリーズ構成・脚本:大河内一楼、キャラクターデザイン:貞本義行、福田己津央総監督、原作:永井豪、音楽:田中公平、マンガプロダクションズCEO:ブカーリ・イサム (C)Go Nagai/Dynamic Planning-Project GrendizerU

永井豪原作の名作アニメ『UFOロボ グレンダイザー』を現代に甦らせる新作アニメ『グレンダイザーU』の情報解禁イベントが、8月5日(土)開催の「アキバ大好き!祭り2023」のメインステージにて開催された。豪華スタッフがズラリ登壇したイベントの様子をレポートしよう。

『UFOロボ グレンダイザー』(以下『グレンダイザー』)は、『マジンガーZ』『グレートマジンガー』に続くマジンガーシリーズ第3作として、1975年から1977年までTVアニメが放送された。フリード星の王子デューク・フリードが巨大ロボ「グレンダイザー」に乗り込み、地球を狙うベガ星連合軍と戦う物語は文字どおり世界中を熱狂させ、中東やヨーロッパでは未だに衰えない人気を誇る作品として知られている。

「2024年新作アニメ発表会」というシンプルな事前告知にも関わらず、ステージ前にはたくさんの人たちが押しかけ「どんなタイトルが登場するのか」と期待に満ちた表情で開演を待ち続ける中、イベントはいきなりのティザーPV公開からスタート。グレンダイザーの勇姿、次から次へと登場するキャラクター設定、そして豪華メインスタッフの名前に、大きなどよめきと拍手が巻き起こる。
そこに間髪入れず、PVで公開されたメインスタッフ陣――原作:永井豪、総監督:福田己津央、キャラクターデザイン:貞本義行、シリーズ構成・脚本:大河内一楼、音楽:田中公平、そしてマンガプロダクションズCEOのブカーリ・イサムがステージ上へ次々と登壇。会場の熱気は一気にヒートアップした。

貞本の描きおろしとなるティザービジュアルも壇上で初お披露目。グレンダイザーの手の迫力を褒められた貞本は「メカデザイナーさんから『指の関節の設定があったのに、ちゃんと見てくれていない!』って言われちゃった」と苦笑いし、「あとで描き直します、(この絵は)バージョン1ということで」と壇上を大いに沸かせる。
▲原作:永井豪(中央)

永井は「『グレンダイザー』は20年以上前からヨーロッパや中東などに行くたびに『続きはいつ作ってくれるのか?』と言われ続けていたんです。いつかは作らなければと覚悟していたんですが、今回できることになりまして感動しております。すごいスタッフが集まってくれたので、とっても良いものができるんじゃないかと期待しております」と、本作への抱負を語った。

元々『グレンダイザー』が好きだったと語る福田総監督は「僕は原作をいじくりまわしたくないんですよ。グレンダイザーの名前で作るならば内容もそうあるべきだ、と。50年前の作品ではあるけれども、リブートでもリマスターでもない、まったく新しい作品になればいいかなと思っています」と語り、「美形キャラがやたらと多いので、その辺は期待してください。兜甲児くんもカッコよく描いていますし、デューク・フリードは『ちょっと暗いかな?』という印象ですが、いろいろ背負ったキャラクターになっています」と、キャラの見どころを明らかにした。
▲福田己津央総監督

同じく永井豪作品の大ファンだったという貞本だが、原作もののキャラクターデザインを手掛けるのは本作が初めて。
「最初にお話があった時は、前作を完璧にリメイクするのか、まったく新しいものにするのかはお任せでしたね。ヨーロッパとかサウジアラビアでも人気が高い作品なので、あんまりデザインを変え過ぎちゃうとファンの人たちがっかりするかなと思うので、さじ加減が難しいですね。あとストーリー構成の段階で『新しいキャラを出してくれ』というリクエストを、僕のほうから出させていただきました」と、本作だけの新キャラ登場を匂わせる発言も飛び出した。
▲キャラクターデザイン:貞本義行

(C)Go Nagai/Dynamic Planning-Project GrendizerU

アニメージュプラス編集部

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