• 『アバレンジャー』20周年記念作を喜ぶオリジナルキャスト「奇跡の集結」
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2023.09.07

『アバレンジャー』20周年記念作を喜ぶオリジナルキャスト「奇跡の集結」

(向かって左より)アバレブラック/アスカ役:阿部薫、アバレブルー/三条幸人役:富田翔、アバレッド/伯亜凌駕役:西興一朗、アバレキラー/仲代壬琴役:田中幸太朗 撮影/大山雅夫


◆アバレが大好きな木村ひさし監督!

――凌駕と幸人が変身して「四十路のおっさん」と言われたところは、思わず笑っちゃいました。

富田 それは、本当にそうですからね(笑)。

西 20年経ってますから。

阿部 本当に20年の年月を感じたのは、今回のオープニングだよ。当時のオープニングから、そこにいまのキャストたちの顔が入ってきて……いやあ、みんな歳とったなと思いました。

富田 確かに歳はとってるけど、あの再現はグッときたね。

阿部 エンディングも、忘れられない『アバレンジャー』の思い出と現在のキャストが入っていて、何というか、映像が歌っているみたい感覚を覚えて感動しましたね。

西 オープニングとエンディングは、木村(ひさし)監督のこだわりです。『アバレンジャー』のことを大好きな木村監督に撮ってもらえてよかったです。

田中 もちろん脚本も良かったんだけど、映像になったらよりそれが進化したというか。

阿部 そうそう! それは絶対的にあるよね。僕も脚本だけでは、あのイメージは想像できなかった。

田中 完成した映像を観て、「わ! こんなに面白いんだ!」と驚きました。

富田 田中幸太朗が、こんなに褒めるのは珍しい。木村監督は『アバレンジャー』をわかってくれているからね。

西 ファン目線で観たいものを、ちゃんと撮ってくださって、感謝しかないです。

富田 木村監督がアクションシーンの撮影で興奮していたのは面白かったですね(笑)。変身後のスーツのアクション撮影時に、映像チェックをしながら「わぁ、すごい!」「ジャンプして、こんなところから出てくるんだ!」「こうやって撮るんだ!」とか、本当に喜んでいましたから。

田中 それはファン目線過ぎるよ!

西 監督だけじゃなく、スタッフもキャストもみんな、楽しんで撮影できたよね。

阿部 やっぱり、それが一番です。

田中 楽しくやれたから、面白い作品ができたんだよね。

◆樹らんる役・いとうあいこもしっかり出演!

――今回は、アバレキラーこと仲代先生の敵モードを久しぶりに観られたのも良かったです!

西 打ち合わせでは「また、あのドロドロしたやつをやるんすか?」って、言っていましたけど(笑)、「まあ、それもアバレだからな」って(笑)。

富田 『アバレンジャー』の魅力のダイジェストが詰まってるよね。

田中 敵として演技していると、やっぱり当時のこと思い出しちゃうよね。「ああ、そうそう、こんな感じだったわ~っ」て。

西 「お久し……“ぶり” だなぁ」っていう言い方、あれが好きだったな。

阿部 仲代先生の独特のイントネーション、あれが萌えポイントだよね。

田中 え、そう? ぜんぜん意識してないんだけど(笑)。

――あとはやはり、らんるちゃん――いとうあいこさんがちゃんと出演してくれたのは嬉しいですね。

西 まず出てくれなかったら、作品が成立しなかったですね。だから本当にありがたかったです。彼女がいなければ、アバレンジャーじゃないですから。

田中 もう女優を引退してから、だいぶ経ってるのに、本当に嬉しいよね。

阿部 変わらず綺麗でしたね。いや綺麗というか……かわいかったですけどね。

富田 なんで言い直したの?(笑)

阿部 綺麗なんだけど、いまだにかわいらしいというのがね、すごいんだよ。

富田 大人になったけど、当時のかわいらしさはそのままだったね。

西 俺ら4人はずっと表舞台に出ているから、あまり変わってない印象だと思ってたんだけど、あいこが一番変わってなかったね。表に出ないほうがいいのかな、と思っちゃった(笑)。

富田 芸能のストレスがないから、ずっといい状態をキープできているのかな。まあ俺らは、よく見たらもう、おっさんだからね。

阿部 ここでひとつ、いとうあいこエピソード、いいですか? あいこがラストシーンで「ヤツデンワニに対して20年前は冷たくしてたけど、今はどういうリアクションをすればいいんだろう」って悩んでたんですよ。そこで僕がアドバイスしたら、その案を採用してくれて。

西 おい! 何勝手に演出してるんだよ! 

田中 スタッフさん、今からカットできますかね?

阿部 すいません、すいません! 当時のらんるという役を踏まえて、20年後はどうなのかって、現場で悩んでくれたのが、何か嬉しかったんですよ。

富田 彼女がらんるを演じるのは、これが最後かもしれないからね。

阿部 本当に良い演技してるんだよ。出て行った幸人さんを微笑んで見送るところとか……。

田中 いや、どこのところかわかんねぇよ!

西 こいつだけ、もう50回くらい観てるからさ。

富田 すいません、まだ3回くらいしか観てない。

阿部 ダメですよ! 幸人もいいシーンたくさんあるよ、ちゃんと独断で単独行動していて……。

――つまり、観逃せないシーンばかりの作品だということですね! 

西 はい! 是非観てほしいです。奇跡的に昔のキャストとスタッフが集まって、さらに木村監督のスケジュールも奇跡的に空いていたことで良い作品ができました。あとはたくさんのファンのみなさんに劇場に足を運んでいただいて、さらなる奇跡を起こしましょう! みなさん、よろしくお願いします!

>>>20年ぶりのアバレに感動!『許されざるアバレ』場面カット&キャスト4人の撮りおろしカットを見る(写真27点)

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アニメージュプラス編集部

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