• ウクライナのアニメ映画『ストールンプリンセス』/INI髙塚、主題歌への想いを語る!
  • ウクライナのアニメ映画『ストールンプリンセス』/INI髙塚、主題歌への想いを語る!
2023.09.07

ウクライナのアニメ映画『ストールンプリンセス』/INI髙塚、主題歌への想いを語る!

(C) 2018, SSVG EAST FUND INVESTMENT LIMITED (C) 2018, “ANIMAGRAD” LTD (C) 2018, Ukrainian State Film Agency (C) 『ストールンプ リンセス:キーウの王女とルスラン』製作委員会



■命を懸けて守りたいもの、込められた思い
作品のテーマに掛けて、「命を懸けて守りたいもの」を問われると、まずは岡本が、ブリーチヘアで自身の髪の毛を心配していると明かし、 「髪の毛」を守りたいと笑顔で回答。
次に高橋は「仕事をする上で、作品への愛情を失ったらいけないと思っているので、命を懸けて守りたいです」と仕事への情熱を語った。
そして高塚は、INIというグローバルボーイズグループで活動していることも含めて「ファンの皆さんの存在はすごく大切だと思っています」とコメントした。

主演の高塚は、本作の主題歌であるINI『My Story』にて作詞にも初挑戦。
「ルスランの心情の変化を言葉にできたらいいなと思い作詞しました。ルスランにとってミラの存在がすごく大きいので、夢を叶える上での大切な人の存在を言葉にできたらと。INIもファンの皆さんの存在が大きいので、重なる部分があると感じていました」と歌詞に込めた想いを明かす。
井上が、収録と作詞どちらが先だったのか質問すると、収録を全て終えた後に作詞したとのことで、「その分、ルスランのセリフも全てわかっているからこそ歌詞の言葉を作ることができたのではないかと思います」と振り返った。

ウクライナから戦争を機に日本へ避難してきた工藤ディマは、今もなお首都・キーウに住んでいる家族や友人より激励の言葉を貰ったといい、「ウクライナ版と日本語版の吹替をぜひ聴き比べしたい」と言ってくれたとのことで、「家族にとっても私にとっても嬉しかったです」という素直な喜びの気持ちと、「日本とウクライナのアニメ文化が繋がることが望みです」と、日本とウクライナへの強い想いを語った。

■人々の思いが上映に繋がる
クラウドファンディングを行い、多くの人々の応援によって公開が実現した本作。そんな本作について問われると、高塚は「ウクライナの背景を知りながら、少しでも何か力になれたらと思っていた方々が参加してくれたクラウドファンディングだったと思いますが、たくさんの人の思いが詰まった作品ということを知って責任感もありましたし、僕自身も声優として参加できたことに嬉しく思いました」と答えた。

ここで、会場では、オレ・マラムシュ監督からのメッセージ動画が流れ、「日本でのクラウドファンディングの成功は、今のウクライナの状況下で、日本の方から大きな勇気をもらいました」と監督。協力してくださった方々に感謝しつつ、日本語吹替版を観た監督は「日本語版のキャラクター等に命を吹き込んでくれてありがとうございました」と日本語吹替版のキャスト陣にもお礼の言葉を伝えた。
さらに、 「音楽はユニバーサルな言語です。今作の主題歌が国境を超えた繋がりを生むことを願っています」と、本作の主題歌やアニメーションとして芸術の喜びを感じてほしいという想いを語った。

監督からのメッセージ動画を受けて、高橋は「(日本語吹替版が)完成して監督の元まで届いて、やり切ったというような気持ちを今感じました」、井上も「音楽とかアニメーションは世界共通で伝わるエンターテイメント。たくさんの人の想いが形になったこの作品に参加できたことも光栄ですし、このような輪がもっと広がってウクライナへ届けば良いなと思います」とコメントした。

最後に、高橋が「今日一番最初に観ていただいた皆さんを皮切りに、これからこの作品と一緒に歩んでいけたら嬉しいです」、髙塚は「元々声のお仕事はしたいと思っていたので、本作のお話をいただいて嬉しいと思うと同時にプレッシャーがありました。そんな中で一から支えてくださった皆さんにこの場を借りて感謝の気持ちを伝えたいです」と感謝の気持ちを伝え、温かい拍手と共に舞台挨拶は 幕を閉じた。

ウクライナ発のアニメーション映画『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』は9月22日(金)より全国公開。
多くの人々の思いにより上映に繋がった本作、ぜひご覧あれ。


※高塚大夢の「高」は「はしごだか」が正しい表記。
(C) 2018, SSVG EAST FUND INVESTMENT LIMITED (C) 2018, “ANIMAGRAD” LTD (C) 2018, Ukrainian State Film Agency (C) 『ストールンプ リンセス:キーウの王女とルスラン』製作委員会

アニメージュプラス編集部

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