• ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険』豪華キャストが記者会見で作品愛をアピール
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2023.11.17

ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険』豪華キャストが記者会見で作品愛をアピール

(左から)ディオ・ブランドー役/宮野真守、ジョナサン・ジョースター役(Wキャスト)/松下優也、有澤樟太郎 撮影/大山雅夫


ここからは質疑応答へ。演出プランについて訊ねられた長谷川は、「現在、振付を作っている段階です。今までいろんなジャンルに携わってきたので、スタッフなど含めてそれらをミクスチャーして総合芸術として届けたいですし、それが新しい表現になれば」と答え、「現在の日本と、舞台となる19世紀のロンドンには社会的格差があるところにどこか共通する部分がある。お客さんに生々しいと感じてもらえる、そういったどこかのリアルさをお客さんには持ち帰ってもらいたい」と語った。
▲(左から)長谷川寧、廣瀬友祐、東山義久

役が決まった時の思いや周りの反応についての質問に、松下は「周りに『(役は)ディオじゃなくて?』とすごく言われるんです」と心外な表情で語り、「知り合いは勿論なんですが、友達の友達みたいな知らない人からも『観たい』と連絡があって」と反響の大きさに驚いたという。また有澤は、「『ジョジョ』が大好きななだぎ武さんが、大切にしていたジョナサンのフィギュアを僕に託してくれたんですよ。プレッシャーを感じながらも、頑張っていきたいと思います」と、大役の演じる重みを噛み締めた様子だった。
一方で宮野は「アニメの『ジョジョ』でもオーディションは受けていたんですが、なぜか縁がなくて。僕の “初ジョジョ” はミュージカルに捧げました(笑)」と語り、会場を盛り上げた。
▲(左から)宮野真守、松下優也

帝国劇場の舞台に立つことについてどう思うか、という質問では、初めて同劇場の舞台に立つ松下、清水、DAISがその感動を語り、ベテランの別所は「『レ・ミゼラブル』の時には観客の熱気で緞帳が押された」「地下にはリハーサルルーム、一番上の階には稽古場がある」など、自身の経験も含めて帝国劇場のあれこれを熱烈アピールする一幕も。
▲(左から)松下優也、有澤樟太郎、清水美依紗

また原作の好きなシーンやセリフを訊かれると、トップで答えた松下がいくつも挙げてしまったため「後の人のために答えはひとつだけでお願いします」と思わずMCが注意する展開に。
宮野はあえてディオが言われたセリフをセレクト、「さすがディオ! おれたちにできない事を平然とやってのけるッ」と喋った後、続く「そこにシビれる! あこがれるゥ!」という言葉を取材陣に言わせようとしたものの、あまりの鈍い反応に「全然言わないじゃない!」と肩を落とした。

ミュージカルの要となる楽曲については、まだ仮の英詞が入っているものにも関わらず、全員が「めちゃめちゃカッコいい!」と即答。「ミュージカルなのにライブ感を味わえる」(松下)、「ドライブ感があって、原作の80~90年代の音楽観も感じ取れる楽曲も」(DAIS)など全員が興奮気味に語り、そのクオリティに太鼓判を押す。

登壇者の言葉一つひとつから、あふれんばかりの原作愛と帝国劇場という伝統の舞台で行う新しいチャレンジへの期待と興奮が伝わってきた。
ミュージカル『ジョジョ』は「奇妙」というより、むしろ「必見」の冒険作となりそうだ。

撮影/大山雅夫

>>>ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険』製作発表記者会見の様子を見る(写真17点)

製作:東宝 (C)荒木飛呂彦/集英社

アニメージュプラス編集部

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