• 『ガンダムSEED FREEDOM』【ネタバレ】田中理恵が涙を流した「ラクスの最後の言葉」
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2024.02.05

『ガンダムSEED FREEDOM』【ネタバレ】田中理恵が涙を流した「ラクスの最後の言葉」

(C)創通・サンライズ

約20年振りの完全新作劇場作品として絶賛公開中の『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』。本作のヒロインであるラクス・クライン役を演じる田中理恵さんに、「SEEDシリーズ」への思いや、今回の最新作の見どころ、ラクスを演じる意気込みなどについてうかがった。
▲ラクス・クライン役/田中理恵

※本文にはネタバレ要素が多く含まれます。劇場版ご鑑賞前の方はご留意ください。

──約20年ぶりに劇場新作が公開されると聞いた時の思いは、どんなものでしたか。

田中 私たち出演者はずっと信じて待っていましたので、本当に満を持して、という感じがして嬉しかったですね。やっとまたラクスを演じることができるという喜びで一杯でした。

──田中さんは「SEEDシリーズ」の作品の魅力や面白さについて、田中さんはどんな印象を持たれていましたか。

田中 戦いたくないのに戦いに行かなければならない人間模様がとてもリアルに描かれていて、すごい衝撃を受けました。「これを観て、あなたはどう思う?」という大きいテーマを突きつけられ、考えさせられる作品だったと思います。

──では田中さんにとって、ラクスとはどのようなキャラクターですか。

田中 『SEED』でのラクスは、すごく掴みどころがないフワッとしたキャラクターだったんです。プラントの歌姫として振舞う一方で、人々と対話をする中でカリスマ性を表現していく面もあり、当時の私としては演じるのがすごく難しかった印象がありました。
続く『DESTINY』では、戦うことにためらいながらも一度心を決めれば前へ出る凛とした強い人物像が打ち出され、さらに難しいキャラクターになってしまいました。当時の私はまだ二十代ということもあり、本当に必死でしがみつくようにして演じていました。

──その続きの物語となる『FREEDOM』の台本を最初に読んだ時の感想をお聞かせください。

田中 前半・後半の2回に分けて収録させていただいたんですが、それぞれの台本の色がキラとラクスのカラーだったんです。それを見ただけでもうグッときてしまって泣きそうになってしまいました。
読んで驚いたのは、オルフェという新しいキャラが出てきたことでキラとラクスとの関係がギクシャクしてしまい、キラがすごくネガティブになってしまう姿が描かれていて、心が締め付けられる思いがありました。
他にも新しいキャラがたくさん出てきて、どんな方たちがどういう風にアフレコするのか、とても楽しみになりました。

──本作でのラクスとキラの関係については、いかがでしたか。

田中 最初、二人はもっとラブラブになっているのかなと思っていたのに、すれ違っている印象があることを不思議に思っていたんです。でも、ラクスのキラに対する気持ちは揺るがないし、むしろ深まっていったことが物語を通して理解できたので安心感はありましたね。ラクスは弱ったり苦しんだりしながらも前に進もうとするキラが一番好きなんだろうな、と納得できるお話になっていると思います。

(C)創通・サンライズ

アニメージュプラス編集部

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