• 『爆上戦隊ブンブンジャー』遠藤正明が「疾走感」と「自分らしさ」を込めた主題歌秘話
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2024.04.01

『爆上戦隊ブンブンジャー』遠藤正明が「疾走感」と「自分らしさ」を込めた主題歌秘話

(左から)『爆上戦隊ブンブンジャー』主題歌を担当した遠藤正明さん、「スーパー戦隊親善大使」を務める松本寛也さん


●とにかく元気になれる明るい主題歌

――ここからは本題ですが、まず松本さんは『爆上戦隊ブンブンジャー』はどのタイミングで知りましたか?

松本 お客さんと一緒ですよ。

遠藤 ええ、そうなの?(笑)。

松本 タイトルロゴや、ブンレッド、ブンブルー、ブンピンクが並んだティザービジュアルを発表されてお客さんが「おお!」と驚いていたのと、全く同じタイミングで。親善大使のお話自体は前々からいただいていたんだけど、「あれ、大丈夫かな?」みたいな(笑)。

遠藤 もっと扱いを大事にしてもらわないと(笑)。

松本 そうですよ、こんなに貢献しているのに!(一同笑)。

遠藤 で、最初はどういった印象を?

松本 ここ数年、『(王様戦隊)キングオージャー』にせよ、シリーズの改革を掲げた作品が続いていたんじゃないかなと自分なりに思うんですけど、『ブンブンジャー』はタイトルこそかなり弾けているけど、結構「王道」のイメージを感じました。いい意味でこのタイトルを裏切れる作品になるのかなと。あくまで自分の予想ですけれどね。

遠藤 『爆竜戦隊アバレンジャー』もそうだったけど、やっぱりタイトルのインパクトは大きいですね。それこそ今回はHIKAKINさんが歌いそうだけど(笑)。

松本 あ~、YouTubeで言ってますよね。

遠藤 「お前かよ!」って言われなきゃ良いけど(笑)。

松本 さすがにそれはないですよっ!(一同笑)。

――松本さんは楽曲を聴かれてみていかがでしたか?

松本 最初は歌詞を見ずに曲だけ聴かせてもらったのですが、とにかく元気になれる明るい曲で、つい踊りたくなってしまうというか。そういった印象を抱きました。

遠藤 テンション上がるでしょう?

松本 ええ。ここ最近の主題歌とはまた違ったテイストを感じますね。「全力キング」(※前作『王様戦隊キングオージャー』主題歌)はスタイリッシュなカッコ良さがあったけど、今回は非常にキャッチーな曲で、ついつい脳内リピートしています。これはかなりの中毒性がある(笑)。「全力キング」ももちろん名曲ですが、中毒性という意味では「爆上戦隊ブンブンジャー」のほうが上じゃないでしょうか。

遠藤 自分で聴き返してみても非常にノリがいい曲に仕上がったと思っていますよ。

松本 今日、ここ(※取材現場)に来るまでにも普通に聴いてきました(笑)。

遠藤 お、それは嬉しいね!

松本 音楽って「この時に聴きたい!」みたいのがあると思うんですけど、今回は通勤とかオススメしたいですね。

遠藤 なるほど、そういうのも面白いかも。

松本 僕、戦隊ソングのプレイリストを作っていて、ジムで走る時の曲とか、運転する時の曲とか色々入れているんですよ。

遠藤 車モチーフのスーパー戦隊だから運転には打ってつけだね。疾走感を殺さず、そこにいかにして自分らしさを入れていくか。歌入れではとにかくそこを重視しました。

松本 特撮ソングという括りではあるけど、普通にドライブで流れて良いんじゃないかなって。

遠藤 これは最近の流れらしいけど、歌詞には「戦隊」のワードはないんですよね。

松本 もちろん、主題歌として作品に見事にハマっているけど、僕は音楽にジャンルはないと思っているので。

遠藤 僕もそう思いますね。

松本 ひとつの音楽としても非常に惹かれるものがありますよ。曲もキャッチーだし、歌詞も思わず口にしたくなるフレーズがいっぱいある。

遠藤 それもパワーワードが多過ぎ(笑)。

松本 繰り返しが多いのもクセになるし、英語のワードは、音程はさておき、叫びたくなる感じがあります。

遠藤 本当に一切手を抜くことができない曲ですよ。音数も詰まっていて、ブレスを入れる隙もないくらいで、自分にとっては、今までにない難曲への挑戦でした。

(4月3日公開の後編に続く)

>>>遠藤正明さん、松本寛也さんの撮りおろしカットを見る(写真5点)

(C)テレビ朝日・東映AG・東映

アニメージュプラス編集部

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