• 『ブルーロック エピ凪』石川俊介監督が島崎信長の熱い秘話を語る!
  • 『ブルーロック エピ凪』石川俊介監督が島崎信長の熱い秘話を語る!
2024.05.18

『ブルーロック エピ凪』石川俊介監督が島崎信長の熱い秘話を語る!

(C)金城宗幸・三宮宏太・ノ村優介・講談社/「劇場版ブルーロック」製作委員会



──凪の魅力はどんなところだと思いますか? またその魅力を表現するために工夫している点はありますか?

石川 偽りなく、常に素の姿を見せてくれる部分はすごく好感が持てますし、さらにそこに特別感のあるかっこよさを見せてくれるので、本当に目の離せない存在です。その魅力を活かすために、エゴに火が燈る瞬間と変化、スイッチが入った時の異質なカッコよさ、度肝を抜くシュート描写が際立つよう演出しています。
──監督から見て凪と玲王という2人の関係性をどう思いますか?

石川 互いにすごくいい友人に巡り合ったんだなと思います。彼らは直接深いやり取りをそれほど多くしているわけではないんですが、それでもすごく深く繋がっている。互いに作用し合っている関係性というのはすごくうらやましいというか。後々こじれる感じにはなっちゃいますけど、ただの友人の枠を超えポジティブに発展し続けることのできるいい関係性だと思います。

──アフレコに臨む前の声優キャストの方々とはどのようなお話をされましたか?

石川 基本的に凪、玲王、斬鉄、それから潔、蜂楽はTVシリーズと重複するシーンがあっても録り直しています。他のキャラクターも新録したところでは、それぞれのキャラクターの劇場版においての役割を説明した上で演じていただいてますし、凪、玲王、斬鉄に関しては、『-EPISODE 凪-』を描く上でこのドラマの軸にもなっているので、感情線は新たに再構成して演じていただきました。

──アフレコ現場の雰囲気や、印象的なエピソードなどありましたら教えてください。

石川 主役を務める島崎信長さんはとても熱い人でした。セリフは転用でなく全て新録したいとおっしゃって頂いたことや、特に重要なシーンが重なっていく流れの中では深く考えてお芝居を構成しているということがすごく分かりましたし、今回の『-EPISODE 凪-』に熱いものを持って臨んでくれているのを感じて感激しました。
──アフレコは1人じゃなく誰かと一緒に収録するとより感情が乗ってくるという話も伺いましたが、監督から感じる部分はありましたか?

石川 もちろんです。島崎さんと内田さんの温度感、言葉は少ないけれど掛け合いがあるシーン。ラストシーンがそうだったんですが、島崎さんの発する凪のセリフ一つとっても、それに対する玲王のセリフもそうですが、やはりその芝居に温度が乗ってくると、だいぶ変わってくるんです。そういった意味では凪と玲王の、この2人の「互いが互いを形成していく」という側面があって『-EPISODE 凪-』という物語があるので、その掛け合い、変化、流れ、感情線というのはすごく大切な部分です。

──『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』の見どころを教えてください。

石川 2人の想いの部分ですかね。成長や出会い、発展もあれば、衝突やすれ違いも起こる、というか強制的に篩にかけられるブルーロックという場所で、2人の関係性の変化、その流れと行きつく場所、想いの在り方がどう移ろい行きどんな形になるのか。ぜひそこに注目して観てください!

※「島崎信長」の「崎」は「大」の部分が「立」になる字が正しい表記。
(C)金城宗幸・三宮宏太・ノ村優介・講談社/「劇場版ブルーロック」製作委員会

アニメージュプラス編集部

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