• 新曲『I will...』は慈愛がテーマです! 藍井エイルインタビュー
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2020.08.15

新曲『I will...』は慈愛がテーマです! 藍井エイルインタビュー

藍井エイルインタビュー



声を聞いてもらえたらうれしいです


――カップリングの『アンリアル トリップ』は『I will...』とは全然雰囲気が違う楽曲ですね。こちらの曲の印象はいかがですか。

藍井 この曲はマウスコンピューターさんというパソコンメーカーとのコラボレーションでできあがっている曲です。共作をしてほしいということで、誰と共作するか考えていたんですが、どうせなら今まで藍井エイルが歌ったことがないような曲ができたら面白いんじゃないかなって思っていて、水曜日のカンパネラのケンモチヒデフミさんにお願いしました。
当初はケンモチさんと曲について話したり、ケンモチさんがリストアップしてくださった曲をいろいろ聴きながら、「こういうサウンドいいですね」ってディスカッションしていて、そのときにケンモチさんのもつ詞の世界観がすごく独特で面白いものだったので、ケンモチさんに歌詞をお願いしました。テーマはこちらで考えさせてもらっていたんですよ。最初は「誰もが通る道、共感してもらえるもの」と考えて、「思春期」をテーマに書いてもらおうと思っていたんです。
その後自粛期間に入ってしまって、作業がほぼストップの状況になってしまったんです。そこから「どうお過ごしですか?」とか、「自分はヨガやってます」とか連絡を取り合っている中で、「こういう時期だからこそ、楽しいこと、自分が今できることをやっちゃうおう、前向きに生きていこう! ということをテーマに歌詞を書いていただくことはできますか」とお願いをしたところ、『アンリアル トリップ』ができたんです。
“脳内旅行” という歌詞が出てくるんですが、リアルで旅行はできないけど、脳内、リアルじゃないところでトリップ(旅行)ができる、という夢のある楽曲という意味で、『アンリアル トリップ』というタイトルを2人で付けさせていただきました。

――とてもオシャレな雰囲気の楽曲ですね。

藍井 そうですね、ダンスミュージックで。

――レコーディングはいかがでしたか。

藍井 レコーディングは結構悩みました。自粛期間中にデモを制作することになっていて、まずは自分の家でレコーディングをしたんです。そのときは、音楽的にもちょっと平坦な歌い方をしたほうがいいのかなと思い、あえてそう歌ったんですが、何か腑に落ちない感覚があったんです。もっといい歌い方があるんじゃないかといろいろ考えて、機械っぽい歌い方と、人間らしい、ちょっとエモーショナルまでいかないですが、人間味がある歌い方を用意していたんです。
自粛期間が終わって、やっと本番のレコーディングに入り、用意していた2種類の歌い方、両方録ってもらいました。録り終えて聞いていたら、ケンモチさんがいらっしゃったので「どちらの歌い方が好きですか? もしくは何か違う歌い方の提案はありますか?」って、自粛期間を経てのレコーディングだったので、私もすごくテンションがあがってしまって前のめりに聞いちゃったんですが、ケンモチさんは「人間味ある歌い方がいい」って言われたので、『アンリアル トリップ』は人間らしい感じの歌い方を目指して歌いました。メロディが高音低音と波がある曲ではないので抑揚の付け方は難しかったんですが、デモで結構歌いこんだので、歌い方が決まると、わりとスムーズに録ることができました。

――聞き所は人間味のある歌い方でしょうか。

藍井 聞き所で言うと、ケンモチさんもこだわってくれたんですが、私の声がすごく聴こえてくるような構成にしてくださったんです。声をよく聴いていただけると、ケンモチさん的にも私的にもうれしいなと思っていますね。

――もう1曲、『MY JUDGEMENT』ですが、これはまたロックな感じですね。

藍井 そうですね。作詞・作曲の新井(弘毅)さんはエイルのバックでギターを弾いてくれている方なので、エイルをわかってくれて書いてくれてるんだなって感じます。すごく格好いい楽曲になっています。

――ライブで盛り上がるときにかかると加速度がつくんじゃないかなっていう。

藍井 そうですね。ライブのときにこれやりたいなっていう話をしながらレコーディングしていました。頭からサビ頭が終わったときに「JUDGEMENT」って言うんですが、それをみんなで言えたら最高に楽しいだろうねって。

――確かに一体感が出ていいかもしれませんね。

藍井 それを想像しながらだったのに、ライブが中止になってしまったので。すごく残念です。

――ライブができるようになった暁には。

藍井 やりたいなと思っています。

――こちらの楽曲で制作段階での苦労はありましたか。

藍井 新井さんにディレクションしていただいたんですが、自由に歌わせていただいたんです。その私が自由に歌ったものと、新井さんの中での私が合致していたことが多かったんだと思います。「ああしてみたら、こうしてみたら」っていうよりは「いいね、その感じで」っていう感じのディレクションでスムーズに進みました。
「間奏の部分で、悲鳴とかハァハァ入れたいんだよね」って言われたんです。なにそれ楽しそう! って。そういうの大好きなのでウキウキ気分でやったんですが、ハァハァするのを何テイクか録っていたら酸欠を起こしてしまって、倒れそうになってしまいました。初めてレコーディングで倒れそうになりました。

――エイルさんをよくご存知な新井さんの楽曲だったことと、新井さんの狙いが合致したんですね。

藍井 そうですね、きっと。新井さんの狙い通りに私が入っていったっていう感じだと思います。新井さん自身も、「きっとファンの人が喜ぶと思う」という、新井さんがファンのことを考えた楽曲でもあるので、すごく私のファンの方に対しても愛があるなと感じてうれしくなりましたね。

――この曲の聞き所は。

藍井 まず、かなり自由に歌っているんですが、3曲の中で一番荒々しく藍井エイルらしく歌っているので、聴いてくださる方は「藍井エイルっぽい歌い方だな」ってわかってくださるのかなと思います。後は間奏でびっくりされると思うんですが、私が気分を害したとか病んだとかそういうわけじゃないので、安心して聴いてほしいなって思います。

――酸欠にはなりそうになったと(笑)。

藍井 そうですね(笑)。「生ぬるいところにずっと居続けてはいけないんじゃない」っていう「葛藤」をテーマとしているので、その葛藤を荒々しさとつなげて歌っているので、そのへんはぜひ楽しんで聴いてもらいたいですね。
簡単なことで言うと、ダイエットと同じですよね。「こんな状態の自分でいていいのか?」って。「こんなに美味しいものをいっぱい食べて太ってきちゃったけどこれでいいのか? いや、よくない」みたいな。そういう意味でも『MY JUDGEMENT』だと思うので。いろいろな人達の心に刺さるんじゃないかなって思います。
あと、ジョギングしながら聴くとすごく相性がいいと思います。

――ペース上がりそうですね(笑)。

藍井 そう(笑)!

文/阿部雄一郎

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