コトブキヤのプラモデルシリーズ『創彩少女庭園』に、新キャラクター小石川エマが加わる。声は長江里加が演じる。今、美少女プラモが熱い。
起源を振り返れば、2006年からコナミが発売していたアクションフィギュア『武装神姫』に行き着く。これは約1/12スケールの可動美少女フィギュアに、SFテイストの武装パーツを装着するという完成品アイテムだった。
この『武装神姫』は一定以上の人気を得て、根強いファンもいたが、2012年に玩具展開を終了してしまった。
武装神姫ファンが渇望を抱える中、2015年にコトブキヤがプラモデル「フレームアームズ・ガール 轟雷」を発売。これはコトブキヤのオリジナルシリーズ『フレームアームズ』のロボットを美少女化したアイテムで、サイズ感は武装神姫と若干異なるが、素体に武装パーツを装着するというコンセプトのものだった。
この『フレームアームズ・ガール』は大ヒット商品となり、コトブキヤは続々と商品を展開。2017年にはTVアニメも放送された。
さらにコトブキヤは新たに、素体サイズが異なる武装美少女プラモデル『メガミデバイス』も2016年から展開し、こちらも好評を博している。
事ここに至り、国内・国外各模型メーカーはこのムーブメントに同調、それぞれが可動武装美少女プラモを開発、販売し始めた。
2021年には国内キャラクター模型の最大手バンダイが『30 MINUTES SISTERS(30MS)』を発売、爆発的なヒット商品となっている。
その中にあって異彩を放っているのが『創彩少女庭園』である。これはコトブキヤが2021年から展開を開始した第3の可動美少女プラモデルシリーズ。最大の特徴はキャラクターが制服姿の女子学生であり、SF武装少女ではないことだ。
元々、武装美少女プラモを購入しても、興味があるのは素体だけで武装は組み立てないとか、他メーカー製の布製衣服を着せて楽しむ、という層は一定以上居た。『創彩少女庭園』はそのファン層の需要を汲み取ったアイテムと言えるだろう。
さて、今回『創彩少女庭園』に加わったキャラクターは「小石川エマ」。
聖アイリス女学園高等部2年A組、出席番号12。
「気分屋で自信過剰だが、対人関係が苦手な『クソザコメンタルお姫様』(友人談)」「ちっちゃくてかわいい女の子」と設定されている。
また彼女の身長は140センチ。これまで『創彩少女庭園』に登場したキャラ3人は全員150センチ台で、エマは明確に低身長であることを強調されている。
現在、プラモデルとしての原型はまだ公開されていないが、わざわざ低身長をアピールするということは、プラモでもそれが再現されると見るのが妥当であろう。
なお、各種展開におけるエマの声は『フレームアームズ・ガール』バーゼラルド役、『私に天使が舞い降りた!』星野ひなた役、『あそびあそばせ』オリヴィア役などを演じた声優・長江里加が担当する。「ザコメンタルお姫様」であり「ちっちゃくてかわいい」エマの声に期待が高まる。
『創彩少女庭園』ファン、美少女プラモファンはいずれ公開されるであろうプラモデルとしての小石川エマの情報をお楽しみに!
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