• 三鷹の森ジブリ美術館の新企画展示『未来少年コナン』展が5月に開催!
  • 三鷹の森ジブリ美術館の新企画展示『未来少年コナン』展が5月に開催!
2022.04.12

三鷹の森ジブリ美術館の新企画展示『未来少年コナン』展が5月に開催!

(C)NIPPON ANIMATION CO., LTD.

東京・三鷹の森ジブリ美術館では、2022年5月28日(土)より新企画展示『未来少年コナン』展を開催する。本作を通して宮崎駿作品に込められた “漫画映画” の魅力に迫る、興味深い内容となりそうだ。

『未来少年コナン』は、1978年4月4日~10月31日までNHK総合で放送された、宮崎駿の初監督作品となる連続テレビアニメーション。
西暦2008年、超磁力兵器を使用した世界大戦により地球の環境は激変、地軸はねじ曲がり5つの大陸は海に沈んでしまった。その20年後、大自然の中で快活で逞しく成長した少年コナンと「おじい」が二人で暮らす「のこされ島」に、ラナという少女が漂着したところから物語は始まる。
ラナはハイハーバーという島で暮らしていたが、科学都市インダストリアによって拉致され、そこから逃げ出してきたのだ。そこへラナを追って来たインダストリア行政局次長・モンスリーたちが現れて、再びラナを連れ去ってしまう。この騒動で致命傷を負ったおじいはコナンに「島を出て仲間を探せ」と遺言し、息を引き取る。悲しみを乗り越えたコナンは、ラナを助け仲間を探すべく、のこされ島を旅立つのだった――。

ポスト・アポカリプスの世界を舞台にしたシリアスな原作小説(アレグサンダー・ケイ『残された人びと』)を大胆に脚色した本作は、若くポジティブな少年少女の力が暗黒の未来を塗り替えていく爽快なアニメ作品として仕上がった。熱い人間ドラマ、個性的な飛行メカ、胸をすくアクション、豊かな自然描写などなど、現在に繋がる宮崎作品の魅力のすべてをTVシリーズのフォーマットで存分に味わえる。
中でもコナンの超人的なバイタリティは本作の大きな見どころで、足指で飛行機のフラップに掴まったまま空中に飛び立ったり、ビルの高層階から素足で飛び降りても平気という常識を超えたアクション描写の数々は、宮崎監督作品の中でも一際 “漫画映画” の楽しさにあふれていると断言できるだろう。

今展示では、全26話の中に描かれたそんな “漫画映画の魅力” を2つの展示室にて紹介。ストーリーや登場するメカ類、創作過程で描かれた設定資料やイメージボードなどを用いて紐解いていく。宮崎監督が全話演出を担当し、一本の映画のように作られた “底抜けに面白くて楽しいアニメーション作品” に込められた魅力の秘密を、きっと発見できるはずだ。

>>>宮崎駿初監督作品『未来少年コナン』登場のキャラ&メカを見る(写真21点)

(C)NIPPON ANIMATION CO., LTD. (C)Studio Ghibli (C)Museo d'Arte Ghibli

アニメージュプラス編集部

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