工場ロールアウト状態をイメージしたパトロールカーのミニカー、「1/43 トヨタ クラウン アスリート (GRS214) 警察パトロール車両」と「1/43 トヨタ クラウン ロイヤル (GRS210) 警察パトロール車両」が、ヒコセブンの「RAI'S」ブランドからリリースされる。各都道府県警の表記やPOLICEの文字、コールサインなどが入っていないのが特徴だトヨタ クラウンは日本を代表する国産高級車の1つ。その高い信頼性や耐久性、走行性能などからパトカーに採用されている。
21系のトヨタ クラウン(14代目)は交通系パトカーにアスリート、地域警ら系にロイヤルと用途に分けて配備されている。フロントグリルが「凸」に近い形なのがアスリート、普通の逆台形型なのがロイヤルである。
ロイヤルの方は地域警ら系であるため、様々な状況に応じられるよう赤色灯の基部にランプを上げることのできる昇降装置が付いている(ミニカーには昇降機能なし)。アスリートの方は空気抵抗を少なくするため、昇降装置なしの赤色灯になっている。
今回モデル化の車両はそれぞれがまだ各都道府県警察に納車される前の仕様。側面ドアなどの都道府県警文字がまだ入っていない、工場ロールアウト時をイメージしたモデルだ。
ヒコセブンの「RAI'S」は警察車両をメインとするシリーズで、各県や車両ごとに違う県警文字の書体から、コールサイン(屋根の上の番号)、車体内部のナビ画面や無線機といった装備の細部に至るまでモデルカーで出来る限り再現。実車に存在しない車両はモデル化しない完全限定生産モデルブランドだ。
その字体にまでこだわるヒコセブンだからこそ、あえて文字の入っていないロールアウト状態、という商品を思いついたのかも知れない。
街中で良く見るクラウンのパトカーの塗り分けを再現してあるこのミニカーは、一目でパトカーだと分かるものの、厳密にはそこらにいないパトカーである。まるでモデル地域をハッキリさせていないアニメの街の、背景として描かれるパトカーのようだ。
「1/43 トヨタ クラウン アスリート (GRS214)警察パトロール車両」と「1/43 トヨタ クラウン ロイヤル (GRS210) 警察パトロール車両」は、直営店の「モデルギャラリーHIKO7」の店頭とホームページの限定品で、2022年2022年8月11日(木)販売開始予定だ。
>>>ヒコセブン「トヨタ クラウン 警察パトロール車両」2種の画像を見る(画像9点)(C)HIKOSEVEN Co.,Ltd.