『ブルーロック』蜂楽役・海渡翼が刺激を受けた「先輩声優たちの背中」

【潔は蜂楽に影響を受けているけれど、自分は浦さんに影響を受けている】

――第1話の収録はいかがでしたか？

海渡　血の気が引くほど緊張していました（笑）。受かった喜びもあったのですが、作品に関わっていく責任感もとても感じていて、第1話は特に “作品の顔” になるので、緊張しないほうが逆に難しいくらいでした（笑）。

――収録の際に、何か印象的なエピソードはありましたか？

海渡　数人ずつに分かれての分散収録だったのですが、潔世一役の浦和希（うらかずき）さんとは一緒に収録することが多かったんです。一番身近にいる先輩だったので、浦さんから刺激を受けることがたくさんありました。

第1話の収録のときなんですが、浦さんが台本まるまる覚えて来られたんです。暗記した状態で収録に臨む姿を見せられて「これではダメだ、僕ももっと頑張らなきゃ」と思いました。
潔は蜂楽に影響を受けていますが、僕は浦さんに影響を受けていると思います。

――1話分を丸暗記はすごいですね……！　分散収録とのことですが、他の方の収録済みの声を聞くこともあったんですか？

海渡　ありました。他の方の演技を聞くたびに「自分はまだまだだな」と感じることで、全てにおいてもっと向上しなくてはと思いました。

――この作品に関わったことで、ご自身に何か変化はありましたか。

海渡　これまでは一歩退きがちで、引っ込み思案だったんですけど、そこを打開していかないといけないな、と強く思うようになりました。『ブルーロック』という作品に関わっていく以上、僕自身がその壁を乗り越えていかないとダメだと思ったんです。

作品をより良くしていくためにも、もっと積極的にたくさんの人から影響を受けて、さらに自分をブラッシュアップしていきたいと思います！