◆PRODUCTION NOTE
●再び描かれるワカンダとシュリのラボ『ブラックパンサー』でアカデミー賞(R)美術賞を受賞したプロダクション・デザイナーのハンナ・ビーチラーが、ライアン・クーグラー監督と再びタッグを組み、『ブラックパンサー』の世界観を再現。ワカンダを拡張し、見たこともないような新しいエリアを作ることが仕事となったビーチラーは「そこが面白いところです。首都や黄金都市をもっと見ることができ、マンハッタンのように国内のさまざまな地区の集大成を一度に見ることができます。また、ジンバブエの遺跡をモチーフにしたワカンダ最古の地、ノース・トライアングルも登場します。小さな川の町も初めて登場しますし、ジャバリ族ももっと出てきます。また、ワカンダ海軍の新しい航空機も登場します」と語る。
本作では、シュリが悲しみから逃れるために仕事に没頭するラボが数多く登場するが、ビーチラーのチームは、前作でロスが RTF(ロイヤル・タロン・ファイター)を運転しようとしたときに爆発し、最後の瞬間に外のドラゴン・フライヤーが爆発して、完全に破壊されてしまったため、このラボを再建しなければならなかった。
「今回はヴィブラニウムで動く浮遊式エレベーターを作り、その上に美しい壁画を描きました。ラボは完全なコンピューター操作になっており、4Dをイメージしてコントロールすることができます。ゴージャスで大好きなセットです」。
●新キャラクター、リリ・ウィリアムズとは本作で初登場となる天才少女リリ・ウィリアムズ役に選ばれたドミニク・ソーンは、実は前作『ブラックパンサー』でシュリ役のオーディションに参加していた。製作のネイト・ムーアは「非常に頭が良くて、存在感もあり、面白くてやんちゃだったので、私たちはすごく気に入っていました。だから『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』でリリ・ウィリアムズを登場させると決まった時には、彼女に最初に電話をかけてすぐに決めました」と、そのキャスティングについて語る。
さらに、脚本のジョー・ロバート・コールは次のように加える。「前作でアフリカ系アメリカ人の視点を興味深い形でもたらしたキルモンガーはもういないので、アフリカ系アメリカ人の視点となるキャラクターを出したいと思っていました。リリは主人公のシュリと似ているというところが面白いと思います。彼女たちは年齢も近く、天才的な技術者で発明家です。しかし、南シカゴで育った彼女は大きく違う視点を持っています。また、リリは車のパーツをいじりながらいろいろなものを生み出してきたので、エンジンのようなものが好きで、テクノロジーに関してもシュリとは方向性が違います。そんな感じで水と油な関係の2人だからこそ、ピリピリとしたシーンが面白くなるのです」。
●世界的アイコン・リアーナや世界中とのコラボレーションが生み出した音楽最も話題となったコラボレーションのひとつは、デジタル・シングルで史上最高の売り上げを誇るアーティスト、リアーナとのコラボレーション。故チャドウィック・ボーズマンに捧げる、6年ぶりの新曲『Lift Me Up』はオスカー受賞者の作曲家ルートヴィヒ・ゲランソンがプロデュースし、ナイジェリアのシンガー・ソングライターのテムズ、リアーナ、そしてクーグラー監督が共同作曲し大きな反響を呼んだ。
この曲は『ブラックパンサー』の驚異的な世界的成功の中心となった、チャドウィック・ボーズマンの素晴らしい人生と遺産に敬意を表してレコーディングされたという。
作曲家ゲランソンとクーグラー監督による4度目の映画的コラボレーションは、3つの大陸と5つの国にまたがる6つのスタジオを使っ て、2500時間以上を費やす大仕事となった。2つのオーケストラ、2つの合唱団、40人以上のボーカリストを含む250人以上のミュージシャンを起用した。
また、おなじみの『ブラックパンサー』のテーマとトーキングドラムを除けば、本作に登場する音楽はほぼすべて新作で、ゲランソンは「いくつかの荒々しい音の世界やテーマが、興味深く驚くべき方法で交わり、互いに作用するための多くの可能性が開かれた」と 語る。「ユニークなサウンドがある場所に行かなければならない、そういう環境に足を運ばなければならない。音楽家やミュージシャンのため に、可能な限りリアルで真実味のあるプロセスを作る必要があったのです。私たちは、この物語に最もふさわしいサウンドを得るために世界中を旅して、完全にユニークなサウンド体験を作り出すことができました」。
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』2月1日(水)デジタル配信(購入)開始/3月29日(水)MovieNEX発売 (C) 2023 MARVEL発売/ウォルト・ディズニー・ジャパン★公式サイト