• 地上波初放送!!夢見る人を応援する快作『映画大好きポンポさん』
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2023.02.03

地上波初放送!!夢見る人を応援する快作『映画大好きポンポさん』

(C)2020 杉谷庄吾【人間プラモ】/KADOKAWA/映画大好きポンポさん製作委員会

2月4日(土)の15:00よりEテレにて、2021年に公開されたアニメーション映画『映画大好きポンポさん』が地上波初放送となる。
本作は、映画に心を奪われた人々が繰り広げる波瀾万丈のドラマを、華やかでエモーショナルな映像とともに描いた快作。今回の放送は、多くの人が改めてその魅力や面白さに気づかされるきっかけとなるだろう。

杉谷庄吾【人間プラモ】の原作漫画に深く共鳴してアニメ化したのは、『劇場版「空の境界」第五章「矛盾螺旋」』などで見せた個性的な映像演出が高く評価されている平尾隆之監督。
そして、キャラクターデザインは『ソードアート・オンライン』シリーズのデザインなどで知られ、2022年には初監督作『リコス・リコイル』をヒットさせた足立慎吾。
実力派スタッフによって制作された『映画大好きポンポさん』は、映画やアニメを愛する人ならもちろん、何らかの “もの作り” に関わっている人、夢や目標に向かってがんばっている人、かつて夢を追いかけたことのある人、さらには、自分の将来について不安だったり迷ったりしている若い人まで……多くの人の胸に刺さり、背中を押してくれるような力強い作品に仕上がっている。

幼い頃から映画をこよなく愛する青年・ジーンは、いつの日か “自分の映画” を撮ることに憧れつつも自分には無理だと半ば諦め、卑屈な思いを抱えながら敏腕プロデューサー・ポンポさんの下で製作アシスタントとして働いていた。
そんなある日、ポンポさんに15秒CMの制作を任され、映画作りの楽しさを知るジーン。ポンポさんもそんなジーンの仕事にひらめきを感じ、伝説の俳優の復帰作として大ヒットが期待される次回作『MEISTER』の監督に彼を大抜擢する。
同じくポンポさんに見出されてヒロインを演じることになった新人女優のナタリーとともに、ジーンは人生を変える映画作りに没頭していくが……。

夢を叶えるチャンスを手にした喜びと、いきなり大作を任された重圧。
“自分の映画” を作りたいという理想と、予算やスケジュールなどの現実。
その苦悩と葛藤を乗り越えるために必要なものは何か?
迷いながら奮闘するジーン、ジーンに共感しながら自分も目標に向かって邁進するナタリー、そんな二人の才能を信じ見守るポンポさんーーそれぞれのドラマが絡み合って、夢や未来を摑もうとする人々の物語が熱く、そして爽やかに展開していくのが本作の大きな魅力だ。

特に必見はクライマックスのシーン。
映画編集というデスクトップ上の地味な作業が、スピーディーかつダイナミックな “アクション” として描かれるという離れ業的な演出は、常に斬新な映像を追い求める平尾監督の真骨頂だ。そして、そのアクションによって丁寧に積み重ねられた感情が一気に爆発する爽快さは、この映画の最大の見どころと言っていいだろう。

またEテレでの放送というのも、実は嬉しいポイント。
CMによる中断なしで一気に観られることが、この作品の魅力を堪能する上でいかに重要かーーということが、今回の放送を通してきっとわかるはずだ。
▲伝説のプロデューサーを祖父に持ち、人を見る目、作品を見る目にも恵まれたポンポさん
▲常に笑顔で前向きなナタリー。アルバイトをしながらオーディションに挑み続けていた
▲自分の映画への思い、映画を完成させなければならない責任……ジーンの苦悩と葛藤が “編集” で昇華される!

(C)2020 杉谷庄吾【人間プラモ】/KADOKAWA/映画大好きポンポさん製作委員会

アニメージュプラス編集部

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