通学電車の車窓に広がる咲き誇るアサガオ――
田舎町の古びた駅舎のベンチにチョコン――
ガラステーブルの上、のんびりうつ伏せでうたた寝する猫の腹を下からのぞき込んで――
自分の記憶のなかにあるような、想像の景色にしかすぎないような、思い起こすと、ほんの一瞬、心に灯りがともるような静かで幸せな時間。
「誰かの日常」をテーマに、今を生きる人々の生活とその一瞬を1枚のイラストで表現する、情景イラストレーター「526(こじろー)」。インスタグラムなどで発表されるそのイラストが、静かな話題を呼んでいる。
2023年3月24日(金)に発売される『526作品集 世界でいちばん何でもない日』は、思い出のほんのひとときに寄り添った作品を100点以上収録した、「526」の商業デビュー作品集。
老若男女問わず、生きとし生けるものすべてが愛おしく感じられる、心温まる1冊なのである。
「526」が描く日常には、きっとどこかにあなたの姿もあるに違いない。
発行元のパイ インターナショナルは、「魅力ある文化、優れたクリエイターと世界との懸け橋になりたい」を基本理念に掲げ、デザインやイラストレーション、児童書などの分野で実績のある出版社。
心にともった小さな光が、やがて世界につながっていく可能性を感じる作品集だ。
《以下、「はじめに」より抜粋》
「作品を見ていただいた方に、生活の中にある『ふとした幸せ』や、どんな人でも持っている、思い出せないだけで記憶の奥にある『無垢な心』に触れていただけたらいいなと思い、毎日絵を描いています。
本書を通して、あなたに少しでもほっこりできる時間をお届けできることを願っています。」
初版本には特典として上にある両面カラーイラストの大判しおりが1枚封入されているという、嬉しいプレゼントも。リアル書店、ネット書店問わずどちらで購入しても初版分には封入されているので、お楽しみに。ただし、初版分がなくなり次第終了となるので、ご希望の方は、お早めに。
また、書籍『526作品集 世界でいちばん何でもない日』発売日の3月24日(金)から、パイコミックスにて526初のイラストWEB連載『春の交差点』が開始されるという、さらに嬉しいニュースも!
『春の交差点』は、526が「誰かの日常」をテーマに描く、イラスト+ショートコミック連載。
全編フルカラーで、令和にタイムスリップしてしまった「昭和アイドルちゃん」、女子高校生3人組「カシマシガールズ」、男子5人のシェアハウス「春早荘」の3つの物語を、毎月1話更新の予定。
カラフルに彩られた3つの日常の物語をお楽しみに。
>>>『世界でいちばん何でもない日』サンプルページや大判しおりなど(写真8点)