◆ウルトラマンの魅力はスケール感◆――今回一緒に撮影もしたレグロスの印象はいかがですか?伊藤 すごいカッコよかったです! とても大きかったですし、足や肩、背中がかなり筋肉質でビックリしました! 一緒に写真を撮った時にすごくニヤニヤしていたかも、とちょっと心配です(笑)。キャラクターとしては名前以外何も覚えていないまっさらな状態で、若さに溢れていることが印象的でした。とにかく練習して強くならなきゃと思っているけど、その気持ちが少し間違った方向に進んだり、躓いたりするところが人間と一緒だなと感じられて。強くて憧れるというよりは、これから応援していきたい、親近感が湧くウルトラマンだなと。
(C)円谷プロ
――伊藤さんにも姉弟子のスピカの視点が入っている気がします(笑)。伊藤 そうですね(笑)。私自身もスピカ目線でレグロスを見ている感じがします。
――スピカ以外の幻獣闘士で、伊藤さんが気になったキャラクターは?伊藤 インストラクターフォロスです。教え子たちに厳しいんですが、お話を見ていくとそこにも理由があるとわかって、とてもカッコいいですし、ついていきたいなと思いました。白い虎ってところもいいですよね! それから、マスターアルーデも印象的です。スピカがアルーデに愛情深く育ててもらったことが、ところどころで感じられて。アルーデがピンチになった時のスピカの必死さなど、二人の関係性が見えるシーンは演じていて気持ちが入りました。
▲インストラクターフォロス (C)円谷プロ
――もしスピカ以外の役でウルトラマンシリーズに出演するとしたら、どんな役キャラクターを演じてみたいですか?伊藤 ウルトラウーマンになって、「シャアッ」って言ってみたいです! 女子がなるのは珍しいと重々承知なんですが、やっぱりウルトラヒーローとして戦うのは夢ですね。
――ほかの特撮作品にはない、ウルトラマンシリーズならではの魅力を挙げるとしたらどこでしょうか?伊藤 やっぱりスケールの大きさです。ウルトラマン自身が大きいからこそ、戦いも宇宙が舞台になる広大なものになっている気がして。ドシン、ドシンと重みのあるアクションや、重厚なドラマが描かれるストーリーは、ウルトラマンならではの魅力だと思います。
――最後に改めて『レグロス』で注目してもらいたいポイントをお願いします。伊藤 『レグロス』は『ギャラファイ』でデビューした、レグロスの過去が描かれます。『ギャラファイ』のレグロスに至るまでの過程が明かされるところや、個性豊かな新キャラクターたちの戦いぶりが大きな見どころです。そして、前編を観てくださった方はご存知の通り、怒涛の勢いでストーリーが進んでいきます。私自身、だからレグロスはああいう子になったのね、と答え合わせになったところや、「えっ!?」と驚く展開もあって。ぜひ最後の最後まで、見届けてほしいです!
<Profile>
いとう・みく
10月12日生まれ。東京都出身。スタイルキューブ所属。最近の出演作に『五等分の花嫁∽』(中野三玖)、『スパイ教室』(グレーテ)ほか。