• アブソリュートディアボロが持つ信念を見せていきたい 小川輝晃インタビュー
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2023.06.24

アブソリュートディアボロが持つ信念を見せていきたい 小川輝晃インタビュー

(C)円谷プロ

アブソリュートタルタロスに続いて現れた、第2のアブソリューティアンの戦士・アブソリュートディアボロ。コスモ幻獣拳でも“至高の拳”と呼ばれる剛力破牛拳の使い手で、同じくコスモ幻獣拳を身につけるウルトラマンレグロスの宿敵だ。レグロスの過去が描かれた『ウルトラマンレグロス』で、意外な形で物語に関わりファンを驚かせたことも記憶に新しい。

そんなディアボロの声を演じる小川輝晃さんにインタビューを敢行。アブソリューティアンの仲間やレグロスとの関係性、ディアボロへの想いを伺った。

>>>アブソリュートディアボロの場面カットや小川輝晃さんを見る(写真7点)

◆牛のヒーローから牛の悪役へ?◆

――アブソリュートディアボロ役のお話を聞いた時の印象を教えてください。

小川 実はアニメ『ULTRAMAN』でTAROとZOFFYのモーションアクターとして出演した時に、「次は実写で!」とお話していたんです。そのあとに今回のお話が来て、いよいよ実写の巨大なウルトラマンに変身できるのかと思いきや、フタを開けてみたら悪役で(笑)。最初は『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』に出演するとだけ聞いていて、ゲスト怪獣的な役割だと思っていたんです。アフレコの日に坂本浩一監督から「今後も登場する役です」と伺いました。

――『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』より先に『トリガー』のアフレコがあったんですね。

小川 はい。ディアボロが『運命の衝突』でメインの悪役を務めると聞き、さらに(ウルトラマン)レグロスと因縁があると後から知らされました。ホント、坂本監督は後出しの名人ですよ(笑)。悪役でここまで明確にバックボーンを作っていただくことはあまりないので、とてもありがたかったですし、どんどんやりがいを感じていきました。

――ディアボロの役作りで意識したことはありますか?

小川 (アブソリュート)タルタロスを演じている諏訪部順一さんとの差別化は、役作りするうえで考えました。ディアボロは敵に対して真っ直ぐ立ち向かう、力で押すタイプのキャラクターで。低音を響かせるのが得意な諏訪部さんよりも、さらに重いトーンで演じなければいけないなと思ったんです。諏訪部さんがどう演じるのかを常に意識しながらアフレコに臨み、僕が出せるギリギリの低音で頑張りました。

――見た目も筋骨隆々ですしね、ディアボロは。

小川 最初はあまりのゴツさに驚きましたけど、カッコいいですよね。大きな角が生えているところを見て「また牛?」と思ったりもしましたが(笑)。

――『星獣戦隊ギンガマン』でも牛モチーフの黒騎士を演じていましたからね(笑)。

小川 狙ってキャスティングしたのかもしれません(笑)。坂本監督はいろいろと、面白いアプローチを考えられる方ですから。

――アクションシーンを演じるうえで気をつけたことは?

小川 特徴的な言い回しを取り入れることです。実際にアクションする時はあまり声や音は出ないんですが、とはいえ声を入れないと逆にリアルじゃないように思われてしまうんですよね。だから、声優としてアクションが多いキャラクターを演じる時は、そのキャラの特徴となる言い回しを考えて演技しています。ディアボロでも自分で考えてやっていることがあるんですが、それは作品を観て「もしかして……」と皆さんが気づいていただければと思います。

(C)円谷プロ (C)ウルトラマントリガー製作委員会・テレビ東京

アニメージュプラス編集部

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