●「懐玉・玉折」の物語と重要人物●続いて、「懐玉・玉折」の重要人物を紹介しよう。
物語は、五条と夏油の元に不死の術式を持つ呪術界の要・天元からの依頼が届くところから始まる。
依頼は2つ――天元との適合者である “星漿体(せいしょうたい)” の天内理子という少女の「護衛」と「抹消」。
呪術界存続のために任務へと赴くことになった二人だが、そこに伏黒を名乗る"術師殺し"が現れて “星漿体” 暗殺を狙って暗躍する……。
【天内理子】“星漿体” として500年に一度、天元と同化しなければならないという宿命を背負った少女。五条と夏油は任務を通して、この少女と交流をすることになる。
【黒井美里】幼い頃に両親を亡くした理子の面倒を見続けてきた世話係。理子にとっては家族のような存在で、五条や夏油とも任務中、行動を共にする。
【伏黒甚爾】“星漿体” 暗殺を依頼された男。“術師殺し” の異名を持ち、理子を護衛する五条や夏油と対峙することになる。「伏黒」という名字が気になるが……。
「懐玉・玉折」で描かれる出来事は『劇場版 呪術廻戦 0』や第1期、さらにその先へと続く物語の背景に横たわっている。それは、五条、夏油、その周囲の人々の記憶に刻まれた “呪い” であり、乙骨憂太や虎杖悠仁、そして彼らの仲間である呪術師たちの運命にも大きな影響を及ぼしてもいる。
過去と、現在と、未来――折り重なる時間を感じながら物語を読み解くことで、『呪術廻戦』の世界をより深く堪能してほしい。
>>>【画像】五条と夏油、そして二人に関わる人々の姿。「懐玉・玉折」場面カットをチェック!(写真33点)(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会