• 宮川愛李『タンバリンの鳴る丘』の制作秘話インタビュー!【前編】
  • 宮川愛李『タンバリンの鳴る丘』の制作秘話インタビュー!【前編】
2023.07.15

宮川愛李『タンバリンの鳴る丘』の制作秘話インタビュー!【前編】

宮川愛李『タンバリンの鳴る丘』の制作秘話インタビュー!【前編】

2019年にリリースしたTVアニメ『名探偵コナン』エンディングテーマ「Sissy Sky」のミュージックビデオが、“灰原哀による「Sissy Sky」歌ってみた動画”の効果も手伝って300万回を超える再生数を記録している宮川愛李が、TVアニメ『レベル1だけどユニークスキルで最強です』エンディングテーマ「タンバリンの鳴る丘」をリリース。異世界ものの楽曲を手がけるのは初めてということで、曲調や作詞など様々な挑戦を行ったと言う。どんな思いを込めて制作したのか、インタビュー前編では楽曲制作秘話を聞いた。(前編/全2回)

■SNSでバズった楽曲の要素を取り入れて制作

――宮川さんは、TVアニメ『レベル1だけどユニークスキルで最強です』エンディングテーマとして起用される「タンバリンの鳴る丘」をリリースします。アニメはどんなお話ですか?

宮川:不思議な世界に転移した主人公が、自分のスキルでダンジョン攻略したり仲間と成長していくお話です。原作小説を読ませていただいたのですが、単にバトルするだけじゃなく、飯テロ系の雰囲気もあって。のんびりとした優しい印象の、異世界転生モノだと思いました。

――「タンバリンの鳴る丘」は、今までの宮川さんの楽曲とは異なるテイストで、すごくポップで楽しい楽曲です。どんなイメージで制作しましたか?

宮川:実は、この曲はタイアップのお話をいただく前に、デモを録っていた曲なんです。昨年から、自分の可能性を広げたいという気持ちがあり、どのような曲なら自分らしくいられるか、新たな宮川愛李の魅力を見つけたいといった、挑戦を踏まえてデモ制作を行っていたんです。そんな中で、TikTokでダンスがバズった曲やSNSから人気になった曲に注目して、そういう楽曲の要素を自分の楽曲に取り入れて動画を作るなど、ファンや一般のユーザーの方と共有できる曲があっても面白いんじゃないかと思って制作していたんです。歌詞はタイアップのお話をいただいた後に原作を読んで書いたわけですけど、そういった経緯もあったので、その時の私の等身大の想いや姿が、楽曲で表現されていると思います。

■「タンバリンの鳴る丘」ですけど、タンバリンは鳴っていません!

――「タンバリンの鳴る丘」というタイトルは、どういうイメージで付けたのですか?

宮川:デモタイトルが、「タンバリンの鳴る丘」だったんです。スタッフの皆さんとタイトルについて話し合っていた時に、「タンバリンの鳴る丘」というタイトルは、実は意味が深いんじゃないかという話になって。みんなで盛り上がった結果、満場一致でこの「タンバリンの鳴る丘」に決まりました。みんなの心がひとつになった時って、良い風が吹いていることが多いと思っていて。“直感が頼りになる場合もあるよね”という気持ちで、デモタイトルをそのまま活かしました。ただ、裏の話をすると、曲中でタンバリンは鳴っていないんです(笑)。

――鳴っていないんだ(笑)

宮川:はい。TVアニメ『レベル1だけどユニークスキルで最強です』は、行き当たりばったりで冒険していくストーリーです。この先どう進んで行くか分からない、未知の世界みたいなところで、結局大事なのは直感だったりその時のテンションだったり、マインドの部分が必要になることもあると思います。そういうところでは、すごくアニメともつながっているタイトルなんじゃないかなって思います。

ライター:榑林史章、編集:アニメージュプラス

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