• 宮川愛李『タンバリンの鳴る丘』の制作秘話インタビュー!【後編】
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2023.07.15

宮川愛李『タンバリンの鳴る丘』の制作秘話インタビュー!【後編】

宮川愛李『タンバリンの鳴る丘』の制作秘話インタビュー!【後編】


■島に帰るたびに地元が寂れて行く様子を見るのが切ない

――地元は式根島というところなんですよね。

宮川:はい。私が子供の頃は人口500人くらいいたんですけど、今は300人くらいかな。とにかく少子化と過疎化が問題になっていて、私が通っていた中学校もすでに廃校になってしまって。高校は隣の島に行くか、本土の高校に行くしかないし。それも船が欠航すると学校に行けないし、台風が来ると物資が届かなくて商店から物がどんどんなくなっていくし。不便ではあったけど、私は好きでしたね。周りから見たら何もなくて退屈そうであっても、代わりに豊かな自然があったし、その中で見つかることもいっぱいあったし。

――海とか山で遊んでいたんですか?

宮川:私が子供の頃はニンテンドーDSが流行った時で、家でやっていると「外で遊んできなさい」って言われるので、外にDSを持って行って海でゲームしてました(笑)。

――ファンの人が式根島に来たりしますか?

宮川:はい。実家がレンタサイクル屋でお土産も売っているんですけど、式根島まで来て「応援しています」って言ってくださる方がいて。主に兄(宮川大聖)のファンの方ですけど、兄がデザインしたオフィシャルキャラクターが描かれた牛乳せんべいがあって、それは実家でしか買えないので結構人気です!

――ゆくゆくは式根島でライブとか考えていますか?

宮川:それはやりたいですね。こういう仕事をしていることが、地元のプロモーションにもつながると思っているし、島に帰るたびに地元が寂れて行く様子を見るのがすごく切なくて。だからこそ兄も私も地元に貢献したい想いが強くて。地元でライブをやるためにはいろいろな方の協力が必要になるので、今はそのためにしっかり活動して応援してくださる方を増やすことを頑張らないといけないですね。

――Wi-Fiが通じればどこでも生きていけます(笑)

宮川:2年くらい前までは、まだ3Gでしたけど(笑)。今はちゃんと5Gです!

■映画主題歌を手がけることは大きな目標のひとつ

――デビュー4周年を迎えましたが、この4年で成長したところは?

宮川:デビューした時に意識が変わったことがひとつあって。こういう仕事をするにあたって、恥ずかしいとか自分をさらけ出すことに、抵抗感を持つのをやめようと思ったんです。それは4周年を迎えた今でも、ちゃんと意識できているなと思いました。

――そう思うきっかけになった出来事は何かあったのですか?

宮川:初めてワンマンをやった時、頭が真っ白でステージで何をやったか、正直記憶が無くて。でも、これで人生が大きく変わると思って、責任を持って自分のことを表に出して行けるようにしようと覚悟したことを覚えています。恥ずかしいと思ってステージに立っていれば、それは見ている人に伝わっちゃうし、そういうこととか全部さらけ出して行く仕事だから。全部ひっくるめて私が自然体で笑っていられるように、そういう雰囲気を自分で作って守って行かなきゃなって。誰でもステージに立つことって楽しいだけじゃ終わらなくて、ストレスもあるしいろんな辛さもあって、それらを乗り越えて行くもの。いかに自分が笑顔で終えられるか、満足して終えられるか。それに対する努力を惜しみたくないです。変わったことと言うより、これは4年変わらず持っていられて良かったことですね。

――では最後に今後の目標を教えてください

宮川:アニメが好きなので、アニメに関わる楽曲をこれからも積極的に作っていきたいですね。そんな中で、私の楽曲が劇場版アニメのテーマソングになったら、すごくうれしいだろうなって。アニメに限らずドラマや漫画の映画化作品でもいいですし、映画主題歌を手がけることは大きな目標のひとつです。

<CD情報>
TVアニメ『レベル1だけどユニークスキルで最強です』エンディングテーマ
◆Digital Single『タンバリンの鳴る丘』
・2023年7月8日(土)発売
★ストリーミング・ダウンロードはこちら>>>

★宮川愛李 公式HP
★宮川愛李 公式YouTubeチャンネル

ライター:榑林史章、編集:アニメージュプラス

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