• 武内駿輔&畠中祐が真骨頂を見せた即興劇『AD-LIVE 2023』
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2023.10.11

武内駿輔&畠中祐が真骨頂を見せた即興劇『AD-LIVE 2023』

『AD-LIVE 2023』大阪公演(9月24日・昼公演)に出演した武内駿輔さん(右)と畠中祐さん(左)

鈴村健一さんが総合プロデューサーを務め、人気声優&2.5次元舞台を中心に活躍する俳優たちが物語の全てをアドリブで紡ぐ即興舞台劇『AD-LIVE 2023』が現在開催中。15周年を迎える今年も多数の豪華出演者を迎えて、予測不能なストーリーが展開されている。
今回は9月23・24日の大阪公演(メルパルクホール大阪)から、武内駿輔さんと畠中祐さん出演の24日昼公演の模様をお伝えしよう。

『AD-LIVE』(あどりぶ)で事前に決められているのは大まかな世界観と舞台上で起こるいくつかの出来事のみ。各出演者のキャラクターもセリフもすべてアドリブで紡ぐことになる。今回はキャラクターBを演じるキャストが大まかな設定を考え、キャラクターAを演じるキャストは何も知らされないまま舞台に上がる……という趣向だ。
今年のテーマは「運命のやりなおし」。予想外に命を落としてしまった人間(キャラクターB)を救済するため、神は運命をやりなおすチャンスの導き手として、縁があった人物(キャラクターA)を召喚するところからストーリーが展開する。

畠中さんが演じるのは、世界的に有名なレストランの採用試験に落ちてショック死した料理人・辻良平。一方、その導き手となる武内さんは、緑色の全身タイツと背中に甲羅を背負った姿でステージに登場!
完全にカッパにしか見えない武内さんに、神が与えた人格は何と【座敷童子(ざしきわらし)】。突飛すぎるキャラクターの誕生に、会場は大きな笑いに包まれた。

良平が辿り着かねばならない真実の結末に向かうべく、時空の狭間にある「やりなおしの部屋」で二人は出会うが、良平に「誰ですか!?」と尋ねられた座敷童子は、見た目とは裏腹な美声で「おっれっは~♪」とミュージカル風に歌いながら答え始め、なぜか良平もそれに乗っかって歌い始めるという状況に。
「歌うま声優」で知られる二人が即興とは思えない歌声を聴かせてくれるまさかの展開に、場内は冒頭から大きな盛り上がりを見せた。

良平を真実の結末に導くべく、二人はターニングポイントとなった過去へ遡り、様々な人や出来事と関わっていくことに。
鈴村健一さん演じる、良平の過去に大きく関わる人物・高遠進が登場するシーンでは、座敷童子が【オールマイティ(自分で決めて!)】という運命の玉を引き当てたことから「お互いの素性を洗いざらい話し合う」と提案するファインプレーを披露、舞台はそこから一気に物語の核心へと迫っていく。

座敷童子の正体と良平との関係が明らかになっていく後半では、武内さんの熱演に畠中さんや鈴村さん、バックステージの演出スタッフまでもが翻弄されたこともあったが、物語は二転三転しつつ誰も予想しなかった結末へと辿り着いた……!
『AD-LIVE』史上屈指の衝撃的なクライマックスに、観客たちは大喜び。終演後に鈴村さんも「すごい公演でした、傑作です!」と満足げな笑顔で語り、その内容に大きな手ごたえを感じていたようだった。

『AD-LIVE 2023』も、続く東京特別公演でついにフィナーレ! メインキャストが4名出演する東京特別公演が片柳アリーナで開催される。
11月11日に浅沼晋太郎さん、岡本信彦さん、小野賢章さん、梶裕貴さん、11月12日には内田雄馬さん、木村良平さん、陳内将さん、福山潤さんが出演予定となっている。

どれ一つとして同じ公演は観られない、新しい興奮と感動が待つ『AD-LIVE』のステージを、ぜひ最後まで楽しんでほしい。

>>>武内駿輔さんと畠中祐さんが熱演!大阪公演(9月24日・昼公演)の模様を見る(写真13点)

(C)AD-LIVE Project

アニメージュプラス編集部

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