• 【TrySail】「限界突破しに来ました!」笑顔の花で会場が満開に!
  • 【TrySail】「限界突破しに来ました!」笑顔の花で会場が満開に!
2023.10.13

【TrySail】「限界突破しに来ました!」笑顔の花で会場が満開に!

【TrySail】「限界突破しに来ました!」笑顔の花で会場が満開に!


中盤では、ソロ曲を披露して見どころとなった。9月30日(土)の公演では、雨宮天は3月にリリースした、全曲を本人が作詞・作曲したミニアルバム『雨宮天作品集1- 導火線-』リード曲「TRIGGER」を熱く妖艶に歌い上げ、ジャズ調のサウンドとメランコリックな歌声が会場に響き渡る。夏川は、11月15日にリリースする3rdアルバム「ケーブルサラダ」から、彼女のイメージカラーであるイエローがぴったりの、本人作詞による明るく前向きな楽曲「ラフセカンド」をいち早く披露。そして会場がピンク一緒に染まった麻倉のソロステージでは、8月にリリースしたばかりの夏ソング「シュワワ!」を披露。会場に広がる手拍子に、麻倉は空中にハートを描いて応えた。

また、メランコリックな「Mermaid」では、お揃いのベージュの衣装で登場し、リズムに合わせてフラメンコのようにロングスカートをひるがえす振り付けでも魅せた。ステージにはミラーボールが回り、切なくもきらびやかな世界観が広がる。曲を終えるとMCで、「幕張は舞いやすい」「(ツアーを回ってきて)今では布使いのTrySailと呼ばれています。闘牛もできそう」と笑いを交えて同曲の感想をコメント。さらに、X(旧Twitter)で募集したお題に答えるトークを挟み、「Lapis」が披露された。同曲はエモーショナルなバラードで、床に座ってシアトリカルにパフォーマンスを披露した3人。ビジョンにはモノクロの映像で3人が映り、ここまでの熱く激しく可愛い3人とは一転、大人の表現力で観客を魅了した。

ライブ終盤は、再び熱く激しい楽曲で畳みかける。ボーギングなどの手振りのダンスを取り入れたEDM楽曲「CODING」に始まり、疾走感溢れるロックチューン「誰が為に愛は鳴る」や拳を振り上げながら歌った「High Free Spirits」など、人気のアニメテーマソングを次々と繰り出して会場もさらにヒートアップ。またアラビアンテイストとJ-POPが融合した「Ah! La Vie En Rose!!! -ア!ラ・ビ・アン・ローズ-」では、〈ヤバイ!水のみた~い!〉と絶叫し会場が大歓声に包まれた。そこから間髪入れず「Sunset カンフー」へと突入し、会場には〈ハイッ ハイッ ヤァッ ハイッハイッ〉などかけ声が響く。一瞬たりとも動きを止めることなく踊り続け、〈アチョーッ〉と叫びながらポーズを決めた3人。極めつけは本編ラストの「華麗ワンターン」で、高速ビートで歌って踊って、腕や足を挙げ、ステージを走り回った。

この終盤の畳みかけはもはや修行で、限界突破とはまさしくこのこと。息も絶え絶えの3人は、ゼエゼエしながら「誰だよ、こんなセットリスト考えたのは!」とボヤきつつも、どこかやり切った達成感を滲ませた。

アンコールでは、まるで映画やミュージカルのエンディングのような、壮大で感動的な楽曲の数々で大団円となった。山あり谷ありの活動を航海に例えた壮大な楽曲「遙かな航海」は、アカペラを交えながら熱唱。出発のときめきを爽快に歌い上げた、TrySailにとってテーマソングのような「Sail Out」。最後はアニメ「異世界ワンターンキル姉さん~姉同伴の異世界生活はじめました~」オープニングテーマ「Follow You!」で、ライブを締めくくった。

みんなの笑顔と声援を全身で浴び続けたことで、「今日が一番ハラミにきた。いっぱい笑ったし、不思議とリハよりも元気が出た」と雨宮。麻倉は「みんなの笑顔で、体が勝手に動いて、アドレナリンがドバドバ出た」とコメント。そして「今日、声出せてミッチミチの状態でもやり切れたのは、バトンを落とさずつないで来られたから」とツアーを振り返った夏川。それぞれのキャラクターを活かしながらソロ活動を行い、3人が集まった時はそれをかけ算。観客も、声を出して踊って笑顔。TrySailのライブ魅力が、幕張メッセで爆発していた。

☆TrySail公式サイト

ライター:榑林史章、編集:アニメージュプラス

RECOMMENDEDおすすめの記事

RELATED関連する記事

RANKING

人気記事