• 【上杉柊平×西村拓哉インタビュー】役柄と一緒に縮まっていった「二人の距離」<ワンルームエンジェル>
  • 【上杉柊平×西村拓哉インタビュー】役柄と一緒に縮まっていった「二人の距離」<ワンルームエンジェル>
2023.11.17

【上杉柊平×西村拓哉インタビュー】役柄と一緒に縮まっていった「二人の距離」<ワンルームエンジェル>

(C)「ワンルームエンジェル」製作委員会・MBS


【意見を伝えることは、いい作品を作るために必要なこと】

――撮影中一緒に過ごす中で、お互いに影響を受けたことはありますか?

上杉 現場で常に明るいところは、すごくいい部分だなと思いました。影響を受けたというか、見習わなきゃなと思います。

西村 無理ですよ、このテンション感は(笑)。僕、本当に元気ですから!

――意識して明るく振る舞われていたんですか?

西村 全然意識していないです。素直に生きているだけです(笑)。僕が現場で明るく元気で居られたのは、現場の皆さんがそういう雰囲気を作ってくださったおかげだと思っています。現場にマネージャーさんが来た時に「えらい伸び伸びやらせてもらってるんですね」と言われるくらい、撮影中は毎日本当に楽しかったんです。

――では逆に、西村さんが上杉さんから影響を受けたことは?

西村 僕は何でも受け入れるタイプで、たとえばメンバーとライブの打ち合わせをする時にも「Aもいいね」「Bもいいね」と言ってしまうのですが、柊平くんは監督さんの意見に対して、自分の意見をすごく明確に返答されていて。僕も何も考えていないわけではないので、そういう意見はしっかり出していこうと柊平くんの姿から学びました。特に修学旅行先の旅館のシーンでは、それぞれ原作を読んで「こうしたらどうか」というイメージがあったので、みんなで意見交換しながら撮影していきました。

――上杉さんは「自分の意見は伝えていこう」と意識されているのですか?

上杉 確かに「自分はこう思う」と伝えることはありますね。ただ、それはどちらが優れているか勝ち負けを競うためではなく、原作を読んでいても人によって解釈が違うことがあるので、そこのすり合わせが必要だと思うからです。話し合った結果、新しい解釈が生まれることもありますし、いい作品を作るために大切な会話だと思っています。

枝監督は1シーン、1カット、1つの台詞、その全てに求めているものがあって、それを1つ1つ話し合ってくれる方だったので、僕たちも1つ1つ落とし込みながら撮影することができました。そして、「僕はこう思っている」と話すとそれを汲み取っていただけたので、お互いに意見をぶつけ合いながらお芝居することができ、とてもありがたかったです。

寺林 沙樹

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