• 【Lenny code fiction】新曲「花束」!タイトルの由来について話を聞く
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2023.12.13

【Lenny code fiction】新曲「花束」!タイトルの由来について話を聞く

Lenny code fiction

4人組ロックバンドのLenny code fictionが、テレビアニメ『新しい上司はど天然』EDテーマ「花束」を収録した8thシングルをリリース。テレビアニメ『魔王学院の不適合者 〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜 II』オープニングテーマとして好評を得た「SEIEN」とは一転、温かくて優しいムードをまとった楽曲で、白崎主任たちのほっこりとした日常が目に浮かぶような楽曲に仕上がった。後編は、「花束」というタイトルの由来、カップリング曲や現在開催中のツアーについても話を聞いた。(後編/全2回)

【前編】『新しい上司はど天然』ED曲「花束」をLenny code fictionが語る

■花を飾る習慣がなければ「花束」という歌詞も出てこなかった

――「花束」というタイトルもシンプルで素敵です。

片桐(Vo/Gt) :花束は自分の気持ちと共に相手に贈るもので、道ばたで摘んできた花とは違って、人に贈る時に用意する特別なものだと思っています。そんな花束のように、自分の素直な気持ちも誰かにあげられたらいいなという思いから、〈言葉は花束〉という歌詞が浮かび、その中の「花束」という言葉が印象に残ったのでタイトルに付けました。

――片桐さんは、家に花を飾ったり誰かに花束を贈ったりしますか?

片桐:結構家に花を飾っていますね。花瓶もいくつか違うサイズで持っていて、その時の気分で変えたりしています。もともとライブで花をいただくことが多くて、それをもらって帰ったことが始まりで、気づいたら時々自分でも買うようになっていました。

――花を買う時は、どういう選び方をするのですか?

片桐:その季節のおすすめを店員さんに聞きます。人に贈る時は、相手がどんな人でどういう理由で渡すのかを説明すれば、それに合ったものを見繕ってくれます。例えば母の日とか、家族の誕生日などで花束を買います。

KANDAI(Dr):僕も結構飾ります。家には観葉植物もありますし、もらった花を持って帰って、ドライフラワーにして飾っています。

――花を飾ることは季節を感じることにも通じるので、作詞をする上では大事なことかもしれませんね。

片桐:そうですね。歌詞には自分の生活が表れるものなので。きっと家に花を飾る習慣がなかったら、「花束」という歌詞も出てこなかったと思います。そういう自分の生活を歌詞に落とし込むことは、今回意識した新しい部分です。〈22時のコンビニ アイスでも買って〉という歌詞のように、具体性のある名詞をちゃんと使いたいと思って書きました。あと冒頭の〈名作の映画は全て観つくした〉も、語呂もよくて気に入っているフレーズです。

――新しいサウンドと世界観に挑戦した「花束」は、ファンの反響とかどうですか?

片桐:アニメ『魔王学院の不適合者Ⅱ』OPテーマだった「SEIEN」など、バトルものの曲でしか僕らを知らない方にとってはギャップが激しいと思うので、「珍しい」とか「意外だ」みたいなコメントをよく見ます。でも自分たちとしては、2ndアルバム『ハッピーエンドを始めたい』のテーマも“素直さ”だったし、優しい曲も多かったので、その流れにドンピシャでいい感じにきているという手応えがあります。ただ、またバトルもののアニメを担当させていただいた時に、どっちに転ぶか反応が楽しみでもあります。「やっぱりバトルものがいい」となるのか、「『花束』の雰囲気が良かった」となるのか。挑戦した後の、二手くらい先が楽しみになった曲です。


ライター:榑林史章、編集:アニメージュプラス

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