• 【ClariS】隠された魅力がオープンになっていく最高のライブをレポート!
  • 【ClariS】隠された魅力がオープンになっていく最高のライブをレポート!
2024.01.10

【ClariS】隠された魅力がオープンになっていく最高のライブをレポート!

【ClariS】隠された魅力がオープンになっていく最高のライブをレポート!


次の隠されたものはカバー曲メドレー。ClariSの新たな魅力を発揮したと同時に大きな反響を呼んだ「淋しい熱帯魚」は、「SCRAMBLES ver.-」で披露され、よりドラマチックでパワフルな音の渦に観客を巻き込んだ。そして松田聖子の「赤いスイートピー」、岩崎良美の「タッチ」と、季節をテーマにしたコンセプトミニアルバムシリーズの楽曲を次々と生披露し、そして最後にはPastel*Palettesの「もういちどルミナス」でたたみかけると、会場には〈オイ!オイ!〉とかけ声やクラップが広がり、生バンドが活かされた選曲とアレンジで会場を沸かせた。

ライブ後半は「コネクト」「ルミナス」と『魔法少女まどか☆マギカ』楽曲、『クオリディア・コード』エンディングテーマ「Gravity」と、人気アニメタイアップナンバーでつなぎ、「幻想恋慕」からラストにかけては非常に見どころのあるステージになった。

『ふぉりら』に収録されて好評の「幻想恋慕」では、真っ赤なライトに照らされたステージが幻想的な雰囲気。その中で、時代を超えた恋を歌い上げた2人。激しいダンスパフォーマンスも加わり、同曲の魅力を多面的に表現してみせた。続いての「恋磁石」は、四つ打ちのエレクトロサウンドと、ちょっと切なく歌謡曲チックなムードが魅力。Winkさながら、見事にシンクロした振り付けでも会場を沸かせた。そして5月のライブハウス公演でも選曲されて好評だった「シニカルサスペンス」では、情熱的な歌声とパフォーマンスで会場を圧倒。観客もかけ声や合いの手を叫んでそれに応え、〈「待って」「置いてかないで」〉のセリフに、会場が大歓声で沸いた。

ライブ終盤、バンドサウンドが映える「border」でクラップが広がり、2人の「いくよ~!」というかけ声に、サビではタオルを回して盛り上がった観客。バンドメンバーも前に出て熱い演奏を繰り広げ、ラストは現ClariSを象徴する「ALIVE」を繰り出した。かけ声がかかる会場に、「もっともっと!」「まだまだ!」とさらに呼びかけた2人は、楽曲の最後で締めくくった。

アンコールは『ふぉりら』のMVの実験室のシーンで着用した白衣に身を包んで、最新ナンバー「ふぉりら」を生披露した2人。ライブを振り返り、クララは「13年経っても、さらに新しいことにチャレンジできる、ClariSって最高だと思った」とコメント。カレンもファンの存在に感謝しながら「胸を張って“ClariS最高!”とみんなに思ってもらえるように、これからも頑張ります」と決意を新たに。そして最後には、「素敵な1日をこの曲で締めくくりましょう」と呼びかけ、ファンへの感謝を込めた「PRECIOUS」を歌ってライブを終えた。

バンドとの息もぴったりで、ライブハウスという会場はもはやClariSのホーム。これを体感したらもうホール会場には戻れないかも、と思わせるほどの一体感と熱さがあった。「ALIVE」のヒット以降、その勢いを確実に次へとつないできたClariS。2024年も、アーティストとして更なるチャレンジを重ねて飛躍する年になりそうだ。

アニメージュプラス編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事

RELATED関連する記事

RANKING

人気記事