• 『ガンダムSEED FREEDOM』【ネタバレ】森崎ウィンがアフレコ現場で震えた「保志総一朗の演技」
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2024.02.19

『ガンダムSEED FREEDOM』【ネタバレ】森崎ウィンがアフレコ現場で震えた「保志総一朗の演技」

(C)創通・サンライズ

約20年の年月を経て、遂に「SEEDシリーズ」完全新作『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が、全国大ヒット公開中だ。
今回はブラックナイトスコード隊の若きパイロットとしてキラやシンたちに牙を剥くグリフィン・アルバレスト役を演じた森崎ウィンに、念願の「ガンダム」出演が決まった喜びの声とともに、実際にグリフィンを演じた感想などを語ってもらった。
▲グリフィン・アルバレスト役/森崎ウィン


──当初グリフィンのキャスティングはシークレット扱いでした。情報公開時のファンの反応をご覧になられての印象は。

森崎 僕の人生を変えてくれたセリフの中にある「ガンダム」の本編出演とあって「遂に『ガンダム』の声優をやることになったんだね」と皆さんすごく喜んでくれましたし、公開前からワクワクしている様子がSNSのコメントなどから伝わり、とても嬉しかったです。

──今回演じたグリフィン・アルバレストというキャラクターについて、どのように解釈されましたか。

森崎 ファウンデーション王国女王アウラの親衛隊「ブラックナイトスコード」の若きパイロットです。統率力もあって、戦闘能力も非常に高く、「こういう理由を持って俺は生かされているんだ」という目的と信念を持って戦って行動している自信に満ちたキャラクターです。
でもその反面、アコードとしての能力がキラやシンたちに通じなくなった時、意外と対応力がないことが判明するんですよね(笑)。予想外の出来事を目の当たりにすると何も出来なくなるところは、すごくリアルな感じがしました。

──アフレコに向けて何か準備などはされたんでしょうか。

森崎 『ガンダムSEED』は前に観たことがありまして、独特なセリフの言い回しや専門用語に慣れるため、改めて『機動戦士ガンダム』からシリーズを観直すことにしたんですが『Zガンダム』の途中で収録が始まってしまいました(笑)。

──アフレコ当日の様子についてお聞かせください。

森崎 キャストの皆さんの収録は既に終わっていて、独りで錚々たる方々の声を聴きながらのアフレコとなりました。皆さん映像が完璧に出来ていないのにキャラクターの動きが勝手に見えてくるぐらいのセリフ運びで、「これは到底たどり着けないレベルだな」と衝撃を受けました。
「上から目線キャラ」なので、どれだけ激しい戦闘になっても余裕があるように演じないといけなくて、そこは何回も録り直しました。声だけで全てを表現することは本当に難しくて。福田監督やスタッフの皆さんからのリクエストに自分の少ない引き出しを使って対応していくだけで精一杯だったというのが正直な感想です。
でも慣れてない演技の良さというのもあるはずで、だからこそ福田監督は僕をグリフィンに選んでくれたと思っています。

──福田監督とのやり取りで、印象的なものがありましたらお聞かせください。

森崎 アフレコの休憩時間に「自分では上から強く言っているつもりでも、演技が一生懸命すぎると逆に弱く感じたりするんだよ」みたいに、身体の動きや表情込みのお芝居と声だけの演技の違いについてアドバイスしてくださったんです。そこからは考え方を切り替えまして、喉の筋肉の使い方を工夫するよう意識しなら演じさせてもらいました。

──収録時に聞いたお芝居で特に印象的ものはありましたか。

森崎 保志(総一朗)さんの演技はヤバかったです。2次元のキャラクターなのに、キラの声は声の粒が3Dで届いてくるというか……感情的な部分と抑制する部分のメリハリや息遣いなど芝居の抑揚のコントロールがすごくて、本当にビックリしました。

(C)創通・サンライズ

アニメージュプラス編集部

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