• 『治癒魔法の間違った使い方』坂田将吾×田中敦子が大切に演じた「師弟のドラマ」
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2024.02.23

『治癒魔法の間違った使い方』坂田将吾×田中敦子が大切に演じた「師弟のドラマ」

(C)くろかた/MFブックス/「治癒魔法の間違った使い方」製作委員会

常識破りの “回復要員” が繰り広げるドタバタ異世界ファンタジー『治癒魔法の間違った使い方』が絶賛放送中! クライマックス直前を迎え、ウサト役・坂田将吾さん、そしてローズ役・田中敦子さんの師弟コンビに、アフレコ現場の裏側や本編の見どころなどを語っていただいた。
最終話に向けて加速していく物語からますます目が離せない!

──これまで演じていった中で、それぞれが対するキャラへの気持ちが変化していくことはありましたか。

坂田 最初はローズの理不尽な鬼しごきに対して「何で?」「ムカつく!」みたいな反骨精神が強かったんですが、ローズさんに認められていくにつれて、だんだんそれが尊敬と感謝に変わっていったんですね。
厳しい中でも時々師匠らしい言葉を投げてくれるのも、すごくエモいですね。途中から「師匠といえばローズさん!」みたいな気持ちになっていきました。

田中 ローズからしてみれば、ウサトはやっと見つけた逸材ですからね。ものすごく嬉しかったでしょうし、鍛えれば鍛えただけ成長していくことへの喜びがあったと思うんです。
そんな気持ちを微塵も見せず、しごきにしごいていくわけですが、その裏に隠されたウサトへの思いを毎回大切にしながら演じようと思いました。

──演じていて特に印象的なシーンなどはありましたか。

坂田 7話で救命団に入団し、一員となった証として、正装をローズから手渡されるシーンですね。実はテストと本番で演技が違っていまして……。

田中 少し変えたんですよね?

坂田 そうなんです。でもいざ本番で掛け合いをしている中で、いろいろ考えていたことが頭から消えて台詞がスッと出たんですね。その瞬間、今までにないぐらいピースがカチッとハマった感じがあったのはよく憶えていますね。

あとは4話の「僕は救命団ですから」っていう台詞。これはテープオーディションにもあったもので、テストはオーディション時の演技プランで臨んだんですが、本番では掛け合いがあったせいか、違う演技になったんですね。そういうライブ感を味わえて、改めて「現場って楽しいな」と嬉しくなりました。

田中 私はやっぱり、1話のウサトとの出会いのシーンが印象に残っています。何といってもローズはウサトを文字どおり「かっさらっていく」んですよ、(笑)。ローズの破天荒な性格と「長年探した逸材にやっと出会えた!」という喜びが、このシーンに全て詰まっている感じがするんですね。あの「もらった!」という感じのローズはすごく面白かったです。

坂田 2話の特訓のシーンもオススメです。あのずっと走って、腕立てして……のテンポ感が僕は大好きなんですよ。台本の段階から相当面白かったので、それをさらにどう味付けしようかと考えながら、台詞やモノローグに変化を付けていきました。

──お二人は「救命団」という組織についてはどんな印象を抱かれていますか。

田中 ローズの、過去のとある出来事を切っ掛けに設立したんですが、団内でも治癒魔法を使える人は限られていたので、ウサトという存在を見つけてさぞかし嬉しかったんだろうな、と。

坂田 突然ぶち込まれた治安最悪の寮、みたいな(笑)。でも同僚のメンバーたちは顔が怖いだけですごく良い奴らばっかりなんです。悪口たたき合いながら殴り合いも出来る先輩や兄貴たちが集まった男子校感がたまらなくいいと思います。

田中 女子もいるのにね(笑)。昔から私の演じるキャラクターは男性集団の中に女一人ということが多かったんだけど、今回もそんな感じで。

坂田 言われてみれば(笑)。ローズさんは寮長みたいな存在ですよね。

(C)くろかた/MFブックス/「治癒魔法の間違った使い方」製作委員会

アニメージュプラス編集部

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