• 橋本環奈ら “4人の千尋” が語った、舞台『千と千尋』への強い思い
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2024.03.01

橋本環奈ら “4人の千尋” が語った、舞台『千と千尋』への強い思い

(左から)川栄李奈さん、橋本環奈さん、上白石萌音さん、福地桃子さん 撮影/能美潤一郎

舞台『千と千尋の神隠し』の製作会見が2月29日に都内で行われ、千尋役の橋本環奈・上白石萌音・川栄李奈・福地桃子をはじめとするキャスト陣と、翻案・演出を務めるジョン・ケアードらが登壇した。

舞台『千と千尋の神隠し』は、10歳の少女・千尋が、神々の世界に迷い込み豚の姿に変えられてしまった両親を救う為に懸命に働き、生きる力を呼び醒ます姿を描いた宮崎駿による大ヒットアニメーション映画をもとに、2022年に東宝創立90周年記念公演として初の舞台化がされた作品。2024年3月の帝国劇場公演を皮切りとして日本での全国ツアー、さらには英国・ロンドンで初の海外公演として上演される。

会見には、千尋役の橋本環奈、上白石萌音、川栄李奈、福地桃子、ハク役の醍醐虎汰朗、三浦宏規、増子敦貴(GENIC)、カオナシ役の小㞍健太、中川賢、山野光、リン/千尋の母役の妃海風、華優希、実咲凜音、釜爺役の田口トモロヲ、宮崎吐夢、湯婆婆/銭婆役の夏木マリ、羽野晶紀、春風ひとみ、そして翻案・演出のジョン・ケアード、共同翻案の今井麻緒子、松岡宏泰(東宝代表取締役社長)、イアン・ギリー(PWプロダクションズ最高経営責任者)が出席した。

初演から主人公の千尋役を演じ続ける橋本は、本作について「役者人生の中で、何十年経っても絶対に忘れられない役となりました。この先、他にいろんな役を演じたとしても、千尋という役はきっと色褪せないだろうなと思います」とコメント。

上白石は「私にとっても本当に大切な作品となりました。なにか他のことをしていても、いつも心の中に千尋がいるなという感覚があるんです。たとえば、街で10歳くらいの子を見かけると『どうやって走るのかな、どうやって喋るのかな』と目で追ってしまいますし、美味しいものを食べたときや、素敵なものを見たときは『千尋はどんな顔をするだろう』と考える自分がいて。私にとって千尋は、演じる役ではありますが、友達のような子供のような愛しい存在です」と役への思い入れを語った。

続いて、新たにオーディションで千尋役を射止めた川栄と福地は、合格を聞いた時の気持ちを聞かれ、「オーディションの時のジョンが本当に優しくて、もしこれで落ちても、このジョンとの出会いが自分の中で大きな財産になったと思っていたんです。だから、合格だと聞いた時は、嬉しい気持ちと同時に不安も湧き上がってきて。(橋本と上白石の)二人から色々教わろうと思いました(川栄)」、「オーディションの時は『挑戦する機会を頂けたので、挑戦するしかない』という思いだったのですが、合格だと聞いた時は、千尋をやれるんだと驚きました(福地)」と振り返った。

また、稽古の中で印象に残っていることを聞かれた川栄は、「すごく不安なことが多い中で、自分が分からないことを稽古場でやってくれて、背中で見せてくれる萌音ちゃんと、『大丈夫だよ。できるよ、できるよ!』と明るく言ってくれる環奈ちゃんに、とても助けられました」と二人に感謝。

福地は「ジョンがこの間言っていた『不安になる気持ちも分かるけれど、心配しなくていい。次、稽古場に来るときは、みんなエネルギーを持ってきてください』という言葉が、すごく心に残っています」とコメント。

4人の千尋で挑む舞台『千と千尋の神隠し』は、2024年3月東京からスタートし、愛知、福岡、大阪、北海道での上演と並行して、初の海外公演としてロンドンでの上演が行われる。開幕が楽しみだ。

>>>可愛すぎる “4人の千尋” が集結! 舞台『千と千尋』会見時の写真を、全部チェック!(写真13点)

撮影/能美潤一郎

※「宮崎駿」の「崎」は「大」の部分が「立」になる字が正しい表記。

アニメージュプラス 編集部

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