• 『呪術廻戦』が9部門を制覇!「クランチロール・アニメアワード 2024」授賞式レポート
  • 『呪術廻戦』が9部門を制覇!「クランチロール・アニメアワード 2024」授賞式レポート
2024.03.05

『呪術廻戦』が9部門を制覇!「クランチロール・アニメアワード 2024」授賞式レポート

アニメ・オブ・ザイヤーを獲得した『呪術廻戦』第2期「懐玉・玉折」。プレゼンターのラシュミカ・マンダナと瀬下恵介プロデューサー ・「クランチロール提供」

全世界のアニメファンの投票で選出されたアニメ作品やキャラクター、クリエイターの功績を称える授賞式「クランチロール・アニメアワード 2024」が3月2日に東京・グランドプリンスホテル新高輪 飛天で開催された。当日の会場の模様をレポートしよう。

2017年から開催され、今年で8回目を迎える「クランチロール・アニメアワード」は、200以上の国と地域でアニメやマンガのストリーミングサービスを展開しているクランチロールが、TVアニメ及び劇場などで公開された数々の作品やキャラクター、クリエイター、ミュージシャン、キャストらを讃える年次のアワードプログラム。
過去には最も優れた作品に与えられる「アニメ・オブ・ザイヤー」を『ユーリ!!! on ICE』(2017年)、『メイドインアビス』(2018年)、『鬼滅の刃』(2020年)、『進撃の巨人 The Final Season Part 1』(2022年)などが受賞している。

「クランチロール・アニメアワード 2024」では、2022年から2023年の一定期間内に放送や配信などが行われたアニメを対象に、5つの配信サービスから30を超えるアニメスタジオの50以上の作品の中から、世界各国のアニメ業界関係者とメディアの専門家で構成された審査委員会がカテゴリー毎に6つのノミネート候補を選出。
そのノミネート作品を対象に、グローバルな審査委員会のメンバーと世界中のアニメファンが投票を行い、各賞が決定される。

授賞式に先がけてのオレンジカーペットでは女優の栗山千明や実業家のROLAND、タレントの武井壮、アメリカのドラァグクイーンであるアクエリアをはじめ、カンヌ国際映画祭<最高賞>パルムドールの『パラサイト 半地下の家族』で知られる映画監督のポン・ジュノ、『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』を手掛けた映画監督ホアキン・ドス・サントスなど、アニメ好きを公言する国内外の豪華セレブリティが多数登場。
人気歌手のLiSAや音楽ユニット「YOASOBI」など大人気アニソンアーティストたちも姿を見せ、場を華やかに盛り上げた。

音楽制作を担当した『進撃の巨人 The Final Season 完結編(前編)』で二年連続で最優秀作曲賞を受賞することになった澤野弘之作曲、KOHTA YAMAMOTO演奏による「クランチロール・アニメアワード」新テーマ曲が初披露される中、フリーキャスターのジョン・カビラと人気声優の天城サリーのMCで授賞式が開幕。全23部門の受賞作や受賞キャラクター、受賞者の発表のたびに会場は大きな拍手に包まれた。

過去最高となる3400万を超える世界中のアニメファンの投票によって選ばれた栄えある「アニメ・オブ・ザイヤー」は『呪術廻戦』第2期「懐玉・玉折」が受賞。代表として登壇した制作会社MAPPAの瀬下恵介プロデューサーは「こうした賞をいただいて大変光栄です。これからもアニメ業界のために努力、貢献していきたいと思います」とコメントした。

また同作は「最優秀アクション作品賞」、「最優秀キャラクターデザイン賞」、「最優秀監督賞」(御所園翔太)、「最優秀オープニング賞」(「青のすみか」キタニタツヤ)、「最優秀エンディング賞」(「燈」崎山蒼志)、「最優秀助演キャラクター賞」(五条悟)、「最優秀声優賞(日本語)」(五条悟役/中村悠一)など、作品としてだけでなくキャスト、アーティスト、スタッフと合わせて合計9部門を制覇。
「最優秀監督賞」を受賞した御所園監督は「アニメ作りはとても大変で、なんとか乗り切って無事皆さんに届けられました。自分の力もあるが、携わってくれた皆様が協力してくれたおかげなので、感謝の気持ちでいっぱいです」と、苦労を共にした関係者一同への熱い思いを語った。

「アニメ・オブ・ザイヤー」にもノミネートされていた注目作品の『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』は、「最優秀アニメーション賞」「最優秀美術賞」「最優秀ファンタジー賞」の3部門を獲得。登壇した竈門炭治郎役の花江夏樹は、「ワールドツアーで現地のファンから熱い思いと愛情、パワーを貰っています。その思いに応えられるように “全集中” で頑張っていきたい」と笑顔を見せる。
また最優秀長編アニメ賞を手にしたのは日本国内だけでなく世界的なヒットを記録した劇場作品『すずめの戸締まり』。登壇した新海誠監督は「本当に素敵な賞を戴けて、スタッフ一同苦しく長かった制作の期間が報われた思いです」と喜びの言葉を口にした。

さらに最優秀アニソン賞に輝いたのは、史上初のBillboard Japan Hot 100で21週連続1位を達成したTVアニメ『【推しの子】』のオープニングテーマであるYOASOBI「アイドル」。
ノミネート作品紹介の合間のスペシャルパフォーマンスとして同曲を熱唱したYOASOBIは、「『【推しの子】』とともに、世界中のたくさんの方のもとに届いた私たちにとって宝物のような一曲です。これからも『【推しの子】』への愛を忘れずとともに楽曲も末永く愛していただけたら嬉しい」とファンに呼びかけた。

>>>授賞式の登壇者・オレンジカーペットのセレブリティをチェック!(写真18点)

アニメージュプラス編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事

RELATED関連する記事

RANKING

人気記事