• 『呪術廻戦』が9部門を制覇!「クランチロール・アニメアワード 2024」授賞式レポート
  • 『呪術廻戦』が9部門を制覇!「クランチロール・アニメアワード 2024」授賞式レポート
2024.03.05

『呪術廻戦』が9部門を制覇!「クランチロール・アニメアワード 2024」授賞式レポート

アニメ・オブ・ザイヤーを獲得した『呪術廻戦』第2期「懐玉・玉折」。プレゼンターのラシュミカ・マンダナと瀬下恵介プロデューサー ・「クランチロール提供」


●受賞者インタビュー ※順不同
【アニメ・オブ・ザ・イヤー】
作品名:呪術廻戦 第2期「懐玉・玉折」 登壇者:アニメプロデューサー・瀬下恵介

──受賞された今のご気分はいかがですか。

瀬下 驚いています。感想としては、すごく嬉しいです。賞を受賞したということは、多くのお客さんに呪術廻戦を楽しんでいただけた結果なのかなと思っておりますので、賞の受賞自体は大変嬉しく思います。

──海外で反響についての感想を教えてください。

瀬下 そうですね。僕自身は制作、放送、オンエアをしていた際は日本にもちろんいましたので、国外にいらっしゃるお客さんたちがどのように呪術廻戦を楽しんでくださってるかというのは、やはり SNSやイベントの様子などを通じてしか伝わってはこなかったのですが、世界中の方が呪術廻戦を楽しんでいただけたっていうのは、日本の現場でアニメを作っていたスタッフ全員の願いが叶ったように思いますので、それは大変ありがたいことです。

──今後、どのようなアニメに挑戦をしてみたいですか。

瀬下 今後の挑戦に関しては、呪術廻戦という観点からお答えしますと、まずは我々、アニメ制作の表現ということにこだわるのではなく、どのように呪術廻戦を楽しんでいただけるか、また、どう作れば1番楽しんでもらえるか、そこを中心に今後もシリーズを作っていきたいと思っています。呪術廻戦は、やはり芥見先生から作られた原作を、それを最大限に敬意を払ってアニメを観たいと待ってくださるお客さんのために作りたいなと思います。

──日本だけでなく世界中で見てらっしゃるアニメファンの皆様にメッセージを一言お願いします。

瀬下 呪術廻戦を見てくださった皆様、ありがとうございます。今後も呪術廻戦のアニメは続いて行きます。いずれ原作とともにアニメ呪術廻戦は完結を迎えると思いますが、そこまで我々アニメスタッフは全力でアニメを作りますので、どうか最後まで観ていただけたらなと思います。ありがとうございました。

【最優秀オリジナルアニメ賞】
作品名:Buddy Daddies 登壇者:監督浅井義之さん

――受賞された今のご気分はいかがですか。

浅井 正直自分でもすごくびっくりしています。去年の放映から、少し間が空いてしまいましたが、今このような光栄な賞をいただき、本当に嬉しいです。

――今後、どのようなアニメに挑戦をしてみたいですか。

浅井 『Buddy Daddies』もそうですが、基本的にコメディ作品といいますか、皆さんに笑ってもらえる作品が一番作ってて作りごたえがあります。今回賞をいただき、自分の中でのアニメーションに対しても自信がついたというのもおかしな話ですが、また皆さんに楽しんでいただけるようなアニメをこれから先も作っていきたいです。

――海外のファンへのメッセージをお願いします。

浅井 作品の主要人物である零(諏訪零)、一騎(来栖一騎)、ミリ(海坂ミリ)に代わりまして、本当にこのような素晴らしい賞をいただきありがとうございます。監督としてとても誇りに思っております。どうもありがとうございました。

【最優秀アニソン賞】
作品名:【推しの子】 登壇者:YOASOBI(Ayase/ikura)

──受賞された今のご気分はいかがですか。

Ayase このような光栄な賞をいただけて本当に嬉しいです。
僕は楽曲を作った人間として、非常に沢山の人に聴いてもらえる曲を作れたということと、大好きな「【推しの子】」という作品とともに世界中の人に愛してもらえてるということをほんとに嬉しく思います。

ikura 同じくこの『【推しの子】』という作品があって、「アイドル」という曲が生まれたので、この作品と一緒に世界中の皆さんに届けることができて本当に嬉しく思っています。

──海外での反響についての感想を教えてください。

ikura 本当にありがたいことに『【推しの子】』という作品とともに、『アイドル』という曲が私たちの予想していなかったところまで沢山の方に聴いていただけるようになりました。アニメカルチャーとのコラボにより、沢山の方に聴いていただけるきっかけになったと思っているので、これからもそういったと繋がりも大切にしながら音楽活動をしていきたいと思います。

──「アイドル」という曲はアニメーション作品とも密接に関わっている曲だと思いますが、曲のこだわりを教えてください。

Ayase YOASOBIは小説を音楽にするというコンセプトのユニットでして、基本的には楽曲のオファーをいただいてから曲を作っていくのですが、『【推しの子】』は原作の漫画をそもそも僕がファンで、漫画を読んだ時に受けたインスピレーションから実際に楽曲のデモを作っていました。 そしてその後にオファーをいただいて、「もう既にデモがありますよ」というような、運命的なオファーをいただいた経緯もありまして本当に大好きな作品ですし、そんな『【推しの子】』と一緒に自分たちの楽曲がたくさんの人に届いて嬉しい。

──最後に世界中のファンへのメッセージをお願いします。

Ayase いつも応援してくださっているファンの皆様、そして『【推しの子】』のファンの皆様、改めて本当にこの曲のおかげで、僕らの『アイドル』という楽曲、そして僕らのことを世界中の人に知っていただくきっかけになりとても感謝しております。
これからも「【推しの子】」は、まだまだ続いていきますので、「【推しの子】」への愛は忘れずに、僕らは僕らとして、僕らなりにYOASOBIらしく活動していこうと思っておりますので、引き続き末永く応援のほどよろしくお願いします。

ikura 『【推しの子】』というアニメーションのオープニング主題歌として書かせていただいた「アイドル」という曲ですが、アニメーションというすごく沢山の方の労力とエネルギーと時間をかけて作ったものと楽曲が一緒に出ていくことは、本当に貴重なありがたい経験ですし、そこで生まれた「アイドル」が『【推しの子】』と一緒にたくさんの方に聴いていただけるきっかけになり、私たちとしても大きな出来事でした。
これからもYOASOBIらしく音楽を紡いでいく中で、アニメーションとのコラボなどにもしっかり挑戦していき、楽しく音楽を続けていけたらと思います。これからもどうぞよろしくお願いします。

【最優秀美術賞】
作品名:鬼滅の刃 刀鍛冶の里編 登壇者: 花江夏樹(竈門炭治郎役)

──受賞された今のご気分はいかがですか?

花江 自分も一ファンとしてアニメーションを毎週とっても楽しみにしていました。何より『鬼滅の刃』は毎回劇場で観たいなと思えるほど、クオリティの高い映像でしたので、最優秀美術賞を受賞できたのは本当に嬉しいことだなと思います。

──今後挑戦してみたいキャラクターや作品はございますか?

花江 あまり悪役をやったことがないので、心からの悪役、例えば『鬼滅の刃』でいうと鬼舞辻無惨というボスがいるのですが、そのような役柄を今後できるようになりたいです。

──海外のファンへのメッセージをお願いします。

花江 日本はもちろんですが、現在ワールドツアー上映という形で世界各地で回らせていただいており、その度に現地のファンの皆様からとても熱い想いと愛情を受け取っています。それが自分たちのこれから頑張っていこうという力に変わっています。なので、その受け取った気持ちをこちらからまた返して、より良いものが作れるようにこれからも全集中で頑張っていきたいと思いますので、ぜひ引き続きよろしくお願いいたします。

【最優秀作曲賞】
作品名:進撃の巨人 The Final Season 完結編(前編) 登壇者:澤野弘之さん/KOHTA YAMAMOTO

──受賞された今のご気分はいかがですか。

KOHTA YAMAMOTO 作品も昨年、チーム『(進撃の)巨人』も完結しまして、 2年連続でこの素晴らしい賞をいただけたこと、本当に感謝しておりますし、授賞式のスピーチで澤野さんも仰っていましたが、本当に進撃の巨人という作品の力が大きかったと思っています。またこの作品に投票してくれた進撃の巨人の世界中のファンにも本当に感謝を伝えたいと思います。

──曲の魅力や、ファンの皆さんに音楽をどのように楽しんでもらいたいなどありますか。

澤野 幸いなことにいろいろなことにトライさせていただいておりますが、このように、海外の方にも注目してもらえるようなアニメコンテンツになっていっているので、海外の方たちにも楽しんでもらうような作品を色々やっていければと思います。

Q:曲の魅力や、ファンの皆さんに音楽をどのように楽しんでもらいたいなどありますか。

KOHTA YAMAMOTO 音楽としても、もちろんその作品の世界観に寄り添ったものを作るのが大前提としてありますが、それだけではなく、1曲単体として聴いても、感情の起伏があったり、楽しめるものを作りたいというのは、常々思って制作しています。なので、作品を思い出しながら聴くだけではなく、楽曲単体として、日常生活の中で、いろんなシーンの中で聴いていただいて、ファンの方々にとって、人生の1曲みたいなものを、アニメのサントラの中から見つけていただくのもいいのかな、楽しいのかなと思っており、楽しんでもらいたいです。

――海外のファンへのメッセージをお願いします。

澤野 進撃の巨人はファイナルシーズンで昨年終わってしまいましたが、これからもいろんな方たちに愛してもらいたい作品ですので、音楽と一緒にずっと楽しんでいただければ嬉しいです。

KOHTA YAMAMOTO アニメとしては完結してしまいましたが、これまでアニメを見たことがない方にも本当に見ていただきたいような、すごくエンターテイメントの全てが集まったような作品です。作品が終わってしまったことは一つの区切りで残念な気持ちもありますが、今後も楽しんでいただきたいですし、とにかくこの作品に投票してくださったファンの皆さん、本当にありがとうございました。

・各画像は「クランチロール提供」

アニメージュプラス編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事

RELATED関連する記事

RANKING

人気記事