三鷹の森ジブリ美術館で現在開催中の新企画展示『君たちはどう生きるか』展、その第二部となる「レイアウト編」が2024年5月25日(土)より開催されることが決定した。第81回ゴールデン・グローブ賞アニメーション映画賞や第96回アカデミー賞長編アニメ映画賞ほか世界各国で称賛を浴び、4月3日に公開された中国では公開4日で早くも日本の興行収入を超えるなど、いまだ多くの話題を提供し続けている宮﨑駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』。およそ7年の歳月を費やして制作された本作は、その制作過程で描かれた絵のほとんどが紙に鉛筆と絵の具で描かれたものである。
本企画展示は制作過程において描かれた絵をそのまま展示し、手描きの表現の豊かさ、そのカットに込められた力と思いを感じられる展示となっており、全3期にわたり展示物を半年ごとに全て入れ替えて公開される予定です。
現在開催中の第一部「イメージボード」編に続く、第二部で展示されるのは「レイアウト」。レイアウトとは、そのカットの背景やキャラクターの位置関係、動きの指示、カメラワークなどが書き込まれたアニメーションの設計図だ。
『君たちはどう生きるか』では、それらは原画担当のアニメーターによって描かれ、宮﨑監督と作画監督が確認・修正を行ってまとめられている。本編で観ることができる数々の名シーンがいかに生まれたか、その出発点をこれらの素材から確認することができるはずだ。
本展示では、貴重なレイアウトを200点あまり展示される予定だ。映画の感動を新たな形で体感できる、まさにもうひとつの『君たちはどう生きるか』の世界。ファンならずとも興味深い、まさに必見の企画展示なのだ。
>>>「君たちはどう生きるか」展 で展示される貴重なレイアウトを見る(写真3点)(C)2023 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli (C)Museo d'Arte Ghibli