東北に本拠を置き70年以上公演を続けている唯一のプロフェッショナル劇団わらび座が贈るミュージカル『ジャングル大帝レオ』がついに4月21日開幕! 数々の名作を世に送り出した伝説の漫画家・手塚治虫の『ジャングル大帝』のミュージカルを楽しもう。わらび座が運営する「わらび劇場」(秋田県仙北市)は今年で開場50年。わらび劇場は全国のべ800万人のご支援を得て建設された、日本では稀有な歴史を持つ劇場だ。1995年、わらび劇場でオリジナルミュージカルのロングラン公演を始めて29年。この間に生み出した作品は大小100作近くにのぼる。
こうした50年の歩みを記念し、今年わらび劇場では漫画の神様・手塚治虫の不朽の名作『ジャングル大帝』を原作とするミュージカル『ジャングル大帝レオ』を上演することが決定。2024年4月21日~11月24日の期間で109回の公演が予定されている。
手塚治虫とわらび座は創設者・原太郎とのご縁をきっかけに、これまでに『火の鳥 鳳凰編』『アトム』『ブッダ』と3作をミュージカル化してきており、今回が4作目となる。
1950年に発表された原作は、エネルギー問題や自然破壊、多様な生物との共生など、まさに現代が抱える課題を提起し、ひとつひとつの命が支え合って地球を守るという壮大なメッセージを時を超えて私たちに語りかけてくれる。
手塚治虫は子どもも大人も楽しめる作品を描き続けてきたが、今回の舞台も子どものレオを客席からみんなで応援したり、個性的な動物たちがユニークな衣裳で歌ったり踊ったり、楽しいシーンがいっぱい。アフリカの大地を感じさせる舞台装置も大迫力なのでぜひご覧になっていただきたい。
また、創立以来73年、日本の民族伝統をべースに多彩な作品を創ってきたわらび座が今回は初めてアフリカの大自然と動物たちを表現。
アフリカのリズムを和太鼓が刻み、動物の姿を借りた日本の民舞のテイストを13人の役者が全身で表し躍動する、わらび座ならではの舞台が展開される。
観劇にあまり馴染みのない方におすすめしたいのが、4月27日〜5月6日のゴールデンウイーク期間に開催される、わらび劇場で観劇デビュー応援企画「Pay What You Wish」(ペイワットユーウィッシュ)。
「ペイワットユーウィッシュ」とは、買い手が商品に対して支払う金額を自由に決められる料金システムのこと。欧米の博物館や美術館などでアートにふれられる人を増やそうと取り入れている。わらび劇場では、「すべての人に劇場体験を!」と昨年初めて実施し、多くの方に初めてわらび劇場でご観劇いただいている。
こちらのシステムをご利用の際は、事前予約は不要で受け付けで「ペイワットユーウィッシュで」とお伝えいただければOK。
座席の指定はできないこと、10名以上の団体様は対象外となる点に注意しよう。
お支払いは観劇後、金額はご自身で決めていただいてOK。
「Pay What You Wish」を利用すれば、観劇へのハードルが少し下がり、観劇に興味をもつきっかけになるのではないだろうか。ぜひこちらも有効利用して、舞台を楽しんでみよう!
☆ミュージカルのイメージを写真で見る(写真8点)>>>※手塚治虫の「塚」は旧字が正式表記。