• 【千と千尋の神隠し】すごい盛り上がり!ロンドン公演ついに開幕!!
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2024.05.09

【千と千尋の神隠し】すごい盛り上がり!ロンドン公演ついに開幕!!

舞台『千と千尋の神隠し』

3月に帝劇で開幕し、6月まで続く国内ツアーを絶賛上演中の舞台『千と千尋の神隠し』による初の海外公演がスタート。5月7日にロンドン・コロシアムで初日となる舞台上演が行われた。今回は大盛況となった舞台初日の模様や、千尋役を演じた橋本環奈と上白石萌音のコメントをご紹介!

舞台『千と千尋の神隠し』は、10歳の少女千尋が、神々の世界に迷い込み豚の姿に変えられてしまった両親を救う為に懸命に働き、生きる力を呼び醒ます姿を描いた宮﨑駿による大ヒットアニメーション映画を基に、2022年に東宝創立90周年記念公演として初の舞台化がなされた作品。
2024年は3月の東京・帝国劇場を皮切りに、名古屋・御園座、福岡・博多座、大阪・梅田芸術劇場メインホール、北海道・札幌文化芸術劇場 hitaruで上演が決定。さらにこの全国ツアー公演と並行して、日本人キャストによる日本語での海外上演としては演劇史上最大規模、また東宝株式会社主催公演としても史上初の試みとなる『千と千尋の神隠し』初の海外公演(135公演を予定)が、イギリスのウェストエンド最大級の2300席を客席数を誇るロンドン・コロシアムにて開幕。5月7日の14時公演(千尋役:橋本環奈)、及び18時公演(千尋役:上白石萌音)より初日を迎えることになった。

記念すべき初日の舞台では、冒頭での引っ越しの車中で千尋が「ベー」と舌を出したりといった映画を思い出させる演技などに観客は大喜び。神さま達が油屋を訪れる場面では、グランドサークル(客席内)に設置された提灯が点灯し、会場全体が不思議な街となるといったロンドン公演ならではの光景も。たくさんの神さまが油屋を訪れる中、カオナシが登場すると観客からは「わぁ」との声があがっていた。またゆっくりのっそり歩くおしらさまが姿を見せると劇場の温度は一気に急上昇。ほかにも湯婆婆の部屋のカーテンから登場した頭(かしら)が、「オイ、オイ」と動いてポーズを決めたりといったシーンなどで大きな笑いが起きていた。

休憩を挟んだ二幕でも客席の興奮はそのままに物語が進行。ハクの名前を思い出す、大きなハク竜と千尋のシーンは映画と同じくクライマックスの象徴的なシーンということもあって、劇場中の観客たちは食い入るように見入っていた。
カーテンコールではスタンディングオベーションが起こり、割れんばかりの拍手と歓声、指笛が鳴り響くなど大盛り上がり。約3時間の上演時間の間、イギリスの観客たちを終始魅了し続けた、驚きと感動に満ちた舞台となったようだ。

初日公演を迎えた橋本環奈はカーテンコールの熱狂に驚いたようで、「(ロンドンでも)あたたかい歓声で迎えられて本当に嬉しかった」と笑顔でコメント。上白石萌音も観客からのスタンディングオベーションに「浴びたことのない熱気を浴びて、しばらくボーッとしてしまうぐらいビックリした」とのこと。舞台については日本語での演技ありながらちゃんと観客に言葉が伝わっている手応えを感じたようで、セリフのないシーンも含めてキャストと観客が言葉を超えて「一緒に(舞台を)作っているなという感じがしました」と満足そうに語ってくれた。

このロンドン・コロシアムでの上演は5月から8月までの4ヶ月間公演を予定。観客動員は約30万人が見込まれている。日本から世界への第一歩となるこのロンドン公演の行方を、今後も注目していきたい。

アニメージュプラス編集部

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