【舞台『千と千尋の神隠し』】新キャストを迎えての日本ツアーが遂に開幕！

舞台『千と千尋の神隠し』全国ツアーが遂に開幕！　皮切りとなる帝国劇場公演が3月11日よりスタートした。多くの観客を感動と興奮で包んだステージが、日本全国とイギリス・ロンドンで展開されていく。

2022年、宮﨑駿の不朽の名作を英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアード翻案・演出により世界で初めて舞台化し大評判となった、『千と千尋の神隠し』。初演から主人公の千尋役を演じる橋本環奈と上白石萌音、そして新たにオーディションで同役を射止めた川栄李奈と福地桃子を加えた4人の千尋によって、2024年3月より日本での全国ツアー、更には英国・ロンドンで初の海外公演が行われる（ロンドン公演はPWPWプロダクションズ共同製作）。

舞台『千と千尋の神隠し』は、10歳の少女千尋が、神々の世界に迷い込み豚の姿に変えられてしまった両親を救う為に懸命に働き、生きる力を呼び醒ます姿を描いた宮﨑駿による大ヒットアニメーション映画を基に、2022年に東宝創立90周年記念公演として初の舞台化がなされた作品。
ミュージカルの金字塔『レ・ミゼラブル』オリジナル版の潤色・演出を担い、そのほか『ナイツ・テイル－騎士物語－』や『ダディ・ロング・レッグズ』など演劇史に残る名作を生み出してきた英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアードが翻案・演出を手掛けた舞台は、大衆演劇の優れた業績を表彰する「第47回菊田一夫演劇賞」で上演関係者一同が菊田一夫演劇大賞を受賞する快挙を成し遂げた。
▲千尋役／上白石萌音

2023年名古屋御園座での再演を経た今回の全国ツアーは、2024年３月東京・帝国劇場からスタートし、４月名古屋・御園座、４月～５月福岡・博多座、５月～６月大阪・梅田芸術劇場メインホール、６月北海道・札幌文化芸術劇場 hitaruで上演、さらに４月から８月にかけて、ロンドン・ウェストエンドのロンドン・コロシアムでの初の海外公演も行われる（合計235回）。
▲（左より）千尋役／福地桃子、ハク役／増子敦貴

全国ツアーは帝国劇場での３月11日夜の部にて橋本環奈の千尋役で開幕を迎え、12 日夜の部で上白石萌音が、そして13日夜の部で新キャスト福地桃子、27日夜の部で新キャスト川栄李奈がそれぞれ初日を迎えることとなる。

4人は帝国劇場公演開幕初日に収録されたコメント映像内で、観客へのメッセージとして「その日によって受け取るものが違う作品だと、自分で演じていて感じています。お客さんと一緒に豊かな時間を過ごせたら嬉しいです」（福地）、「観てくださる方の一生の記憶に残る、すごい舞台だったなと思ってもらえるように精一杯頑張りたいと思います」（川栄）、「アニメーションも身と心を削って作られたものなので、私たちもいっぱい汗をかいて、筋肉を使って、心を動かして頑張りたいと思います」（上白石）、「観客席に小学生や中学生の子を見ることが本当に多くて、それだけどの年代の人にも楽しんでもらえる作品だと思いますし、舞台版『千と千尋の神隠し』をより皆さんに楽しんで頂けるように、千尋として精一杯走り抜けて伝えたいなと思っています」（橋本）と、それぞれの思いを言葉にした。