最初に展開されるのは、ガーディアン3人のアクリルスタンド。ダメージ通常、ダメージ中、ダメージ大の各3種類ずつ製作される。ダメージが大きくなるほど、衣装のダメージが激しくなっている。
▲麻仕木璃子
▲フローレンス・アクリリッド
▲クラールハルト・ビルトシウム
なぜダメージの大きさが違うのか、これがミソなのだが、実は素材となっているアクリルは、ちょっと前まで街中の飲食店にあったパーテーションとして使用されていたアクリル板なのだ。
新型コロナウイルス感染症が5類に移行してから、あんなにたくさんあったアクリル板もすっかり取り外され、どこへ行ったのか気にも留めていなかったのだが、捨てられたアクリル板はキズだらけなので再利用されることなく廃棄するしかないそうだ。傷を研磨して使おうにも、研磨のための溶剤を使うとアクリルが白く曇ってしまい、クリアでなくなってしまうそうだ。
このアクリル板を有効活用しようと企画したのがこのコンテンツ。キズついたアクリル板をそのままカットして使用している。つまりダメージのあるキャラクターのイラストを、実際にダメージのあるアクリルにプリントしている。
消毒するだけで特別な加工をしていないので、昨今謳われているSDGsにもつながるのではないだろうか。
キズ自体を活かして商品の特徴にする、素晴らしいアイデアだ。
しかも気づきましたか? パーテーション(間仕切り)でウイルスから人を守っていたアクリルが、『まじきり警備保障』のアイテムになっているのだ。気づいた時にはビックリ。このコンテンツがサスティナブルなものとなるよう、応援していきたいと思う。
『まじきり警備保障』アクリルスタンドは、5月18日(土)、19日(日)に東京ビッグサイトで開催される『デザインフェスタ』の西ホール1F-B-90ブースにて販売される。ブースでは、商品になる前の生アクリルの展示や、アクリルで制作された等身大パネルも設置される予定だ。
興味を持った方は、ぜひデザフェスの西ホール1F-B-90ブースを訪れてほしい。
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