• 1/6放送開始! TVアニメ『pet』谷山紀章×小野友樹のスペシャル対談が公開!
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2019.12.27

1/6放送開始! TVアニメ『pet』谷山紀章×小野友樹のスペシャル対談が公開!

写真左より:谷山紀章(司役)、小野友樹(悟役)


■ひとりの人物を取り合う、恋愛に似ていますよね

――役作りやアフレコのご感想は?

対談の様子
谷山「覚悟は必要だなって思いましたね。司に入り込んでしまうと絶対にしんどいだろうから。そして身も蓋もない言い方だけど、『pet』の原作ファンの方々に気に入られようとはしています(笑)。すごく好きな漫画作品があって、それらがアニメ化する時の原作ファンの気持ちって、複雑な部分があるじゃないですか。“頼むぞ”と(笑)。イメージと違うと言われることもあったりするので、そういうものが極力ないように、気に入られますように、と思いながらやっています。
漠然としていますが、原作のファンの方々の司のイメージ像があるとして、それを全部集めて割るような、最大公約数的とでも言えばいいのかな、そういうところでできればなと。とにかく原作ファンの方の機嫌を損ねないように納得していただけるイメージで演じていますね。なぜなら俺自身も原作のファンなので、技術論というよりは精神論みたいなことですけど(笑)」

小野「僕はこのアニメに参加させていただくのが作品に触れるきっかけだったので、最初の感覚を大事に悟を演じていますね。色々重ねすぎると年齢感が上がってしまうので、“あくまでまだ10代の若者なんだ”というところに立ち戻ったり、そこを意識しながら監督とディスカッションして悟を演じさせてもらっています」

――『pet』は誰かに認められたい願望や嫉妬など、誰もが持っている感情がむき出しになって描かれており、どの人物の想いにも痛いほど共感してしまいますよね。

小野「悟には林という“ヤマ親”がいて、その林さんへの想いが、ヤマの景色を作っている者への想いだとしたら、僕にとってのヤマの景色みたいなものは谷山さんが少し関係していらっしゃるので、尊敬する方への想いみたいなものは少しわかるなって感覚はありますね」

谷山「かゆい話が(笑)司の嫉妬深さとか、乱丈先生は人間の醜い部分を強烈に描き出していますよね。作中で(※以下ネタバレ注意)
何も知らない悟が司の前でデリカシーもなく“林さんのことは僕が一番近くにいてわかっているんだ!”としゃあしゃあと言うんです。その時の司の死んだ目になってる所とか、“もともと嫌いだったけどホントにいまので決定的だわ”という感じがもう。
ひとりの人物を取り合うあたりが恋愛に似ていますが、あの気持ちはわかるというか本当に演じていてムカムカして、“司ちゃんそうだよね”って。林さんに対する複雑な想いに愛憎が入り混じって、それによって身動きが取れなくなったり。悟をスケープゴートにするしかなかったのか、捻れちゃって…。司にとって悟という存在がある種キーマンであり、深い因縁の対象。演じる上で司に入っていくと悟を邪魔に思わないといけなくて、物語が進むにつれて大っ嫌いって(笑)」

――他の役を見て感想や苦労、発見がありましたら教えてください。

谷山「物語では中国語を話す役が出てきますが、その役になった方は心中お察しします。ロン役の遊佐さんをはじめ、皆さん中国語をがんばっていますよね。そこ(※原作コミックスで登場人物たちが中国語を話すシーンは、アニメ現場でも中国語で収録を行っている)は物語をリアルに感じさせるためのこだわりでしょうね。俺もやるんだったら臨むところだ、という気持ちだったんですけど、セリフにすると中国語は思ったより難しくて(笑)」

小野「一度日本語でセリフを録音して、中国語の先生に聞いてもらったうえで、それを参考に“この感情で言うならこういうアクセントです”と再度現場で直されるので、セリフの暗記だけでは通用しないんです」

谷山「僕は現場で先生のアクセントを耳コピして“感情を乗せたらこうですか?”と確認しながら演じています」

貴重なエピソードを語ってくれたお2人。インタビューの“後編”ではさらに深い内容も!?

対談後編は、特設サイトにて公開中だ。
特設サイトでは、原作『ペット リマスター・エディション』の第1話・第2話が無料公開されるほか、原作者・三宅乱丈先生のサイン入りコミックのプレゼントキャンペーンや、アニメ制作スタッフのインタビュー等、『pet』を楽しむためのコンテンツが一挙に集まっている。

■特設サイト

(C)三宅乱丈・KADOKAWA/ツインエンジン

アニメージュプラス編集部

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