• DC TVシリーズ『タイタンズ』主演・梶 裕貴インタビュー「バットマンには不思議なご縁を感じています」
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2020.01.20

DC TVシリーズ『タイタンズ』主演・梶 裕貴インタビュー「バットマンには不思議なご縁を感じています」

DC TVシリーズ『タイタンズ』ロビン/ディック・グレイソン役、梶裕貴さん

華やかなアメコミヒーローの傍らに付き従い、相棒であり助手でもある役割をこなすキャラクターを「サイドキック」という。その代表格として知られるのが『バットマン』シリーズにおける「ロビン」というキャラクターだ。DC TVシリーズ『タイタンズ』は、初代ロビンことディック・グレイソンがバットマンの元を離れロビンであることをやめ、特殊能力を持つ仲間たちとチーム「タイタンズ」を自ら結成して、強大な敵に立ち向かう物語。アニメ作品『ティーン・タイタンズ』を原作にブラッシュアップされ実写ドラマ化、巧みな伏線が張り巡らされたストーリーと特異なキャラクター性が好評を博し、早くも<シーズン2>も制作されている。

その『タイタンズ』の日本語吹替版でロビン/ディック・グレイソンを演じているのが、声優の梶 裕貴さん。これまで海外ドラマシリーズでは『ゴシップガール』や『100 オトナになったらできないこと』など数多くの作品でメインキャラクターの吹替を担当しているが、意外にも単独の主役という意味ではこれが初めてだという。1月15日(水)に<シーズン1>のBlu-ray&DVDがリリースされたのに合わせ、その役どころや作品の見どころなどについてたっぷりとお話を伺った。


■『バットマン』には不思議なご縁を感じています

――ディックというキャラクターをどのように捉えていらっしゃいますか?

梶 裕貴(以下、梶) まず、DCヒーローのサイドキックたちをメインに繰り広げられるドラマというところが、『タイタンズ』のすごく惹かれるポイントだなと感じております。ロビン/ディック・グレイソンは、“タイタンズ”の中心人物としてみんなを引っ張っていくリーダー的な存在なわけですけれど、非常に自分の中の正義感が強い男です。それはすごく真っ直ぐな思いでありつつ、形を変えれば頑固だったり融通が利かないというような表現もできると思うんですが、それくらい自分の信念を貫いているところが、格好良さでもあり、危うさも感じる部分ですね。個性的なキャラクターたちがたくさん登場する中でも、「やはり主人公だな」と思わせてくれる人物だと思います。
▲ディック・グレイソンはバットマンと袂を分かちゴッサムシティを離れ、デトロイトで刑事として働いている。

第1話には、「バットマンがなんだ!」という台詞もあって、それがとても衝撃的でした。元々サイドキックとしてバットマンと一緒に活動してきてたはずの彼に何があったのか。当然そのあたりはドラマで明らかになっていくわけですが、とにかく第1話の引きとしてはものすごかったな、という印象があります。だからこそ、誰もが知っているヒーロー・バットマンに対してのあの言葉……そこにはちゃんと理由があるんだ、というのをぜひご覧いただきたいですね。

――そんな衝撃的な導入だと、気持ちの入れ方も難しかったのではないですか?

 はい(笑)。先の展開がまったく読めず、そのエピソードの中からなんとかキャラクター性を拾っていかなくてはいけなかったので、シーズン1の最初の頃はそういった難しさがありましたね。
この台詞だけを聞くと、どちらかといえば悪役のような、ダークな成分が強いのかなという印象があったのですが、きっとそれだけじゃないというところを、表情や言動の端々から拾いあげて汲み取ろうとしましたね。

――海外ドラマの吹替では初の主演ということですが?

 ドラマシリーズでの単独主演は初めてになりますね。アメコミヒーローということで言うと『ニンジャバットマン』という作品でもロビンを演じさせていただいているんです。そのときは五代目のロビン、ダミアン・ウェインだったんですが。あと、新人の頃にもゴッサム・シティを舞台にした劇場版(※編注:『バットマン ゴッサムナイト』)に出演させて頂いたことがあります。どちらもアニメーション作品ではあるんですが、勝手に不思議なご縁を感じていますね。

――そうした不思議な縁のある作品で主演を務めると決まった時の心境はいかがでしたか?

 やっぱり嬉しかったですね。吹替作品でも主人公役だったり、シリーズでメインキャラクターをやらせていただくことはありましたが、ディック=ロビンを中心に物語が展開していく本作において、そのポジションを務めさせていただけるというのは、やはり格別の想いがあります。特に『バットマン』シリーズともなると、子どもの頃から知っている名タイトルでもありますし、それに自分が関わらせていただけることが本当に嬉しかったですね。

アニメでは座長という立ち位置を何度も経験させていただいていますが、吹替の現場ではそれをどういう形で熟していけばいいのかなというプレッシャーも少しありましたね。アニメと吹き替えではお会いする役者さんの顔ぶれも違いますし、それぞれの現場ごとに雰囲気やルールも違ったりするので、それに対して、自分はどのように振る舞っていけばいいのか、という気持ちはありました。

文/小田サトシ

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