いろんなリズムの香り漂うアルバムが完成！伊藤美来インタビュー

明るい気持ちになれるアルバムです

――今回のアルバムの話に戻りまして。聴きどころを教えて下さい。

伊藤　『Rhythmic Flavor』は、本当にいろいろな楽曲に挑戦しました。１曲ずつ聴いても、最初から最後まで通しで聴いても、聴き終えてちょっと前を向けるというか、ちょっと元気になって、明日から頑張ろうって思えたりするような、明るい気持ちになれるアルバムになってると思うので、ぜひその気持ちが届いていたらいいなって思います。

――通して聴くといろいろな曲調が楽しくて、冒頭でおっしゃっていた “多幸感” という言葉が、なるほどなって思えます。

伊藤　よかったです。本当にいろいろなストーリーの楽曲があって、最後は『vivace』で締めくくる。ゆったりとした、聴いてよかったなと思えるアルバムになってるんじゃないかなと思っています。ふわっと幸せな気持ちで終わっていただけると、私も幸せです。

――レコーディングで難しかった曲はありましたか。

伊藤　全部難しかったけど、『vivace』は今までにチャレンジしたことのなかったジャンルで、ささやくような歌いかたや、英語が多かったり、台詞があったり。苦戦しましたが、作詞作曲をしていただいたCharaさんのアドバイスを聴きながら歌ったので、すごくいいものができたなって思います。

――今後のアーティスト活動で挑戦してみたいことはありますか。

伊藤　なんだろうな。今回いろいろな曲調にチャレンジさせていただいて、作詞もさせていただいたんですが、作詞するなら作曲してみたらってよく言われるんです。でも「私楽器できないんですよ」って言うんですが、決まって「楽器ができなくても曲作れるよ」ってみんなに言われて。私は未だに嘘だって思ってるんですが（笑）。機会があれば。いや、ないな。ないです。言っちゃうとやることになっちゃうから。やりません！　できません！

――楽譜読めなくても作ってる人もいますしね。さすがに編曲は無理ですけれど。

伊藤　みんなに言われるんですが、きっとみんな私に嘘をついている。できなくて苦しんでいるのを見て楽しもうとしてるんじゃないかって（笑）。作曲はちょっと無理ですけど、バンドでライブをやったことないので、それはいつかやってみたいです。バンド映えする楽曲もたくさんあると思うし、フェスとかではあるんですが、ソロではないので、ソロでワンマンライブしたときに生バンドで歌ってみたいです。

――最後にファンの方へメッセージをお願いします。

伊藤　サードアルバムがリリースされます。私の作る音楽の中でも、いろいろな挑戦があったアルバムになっています。聴いてくださる皆さんがちょっとびっくりしたり「おっ」って思っていただける楽曲がたくさん詰まっているので、新鮮な気持ちで聴いてもらえると思います。聴いた後にはちょっと幸せになっていると思うので、早く皆さんに届けって思っています。たくさん聴いてもらえたらうれしいです。

Profile
いとうみく
10月12日生まれ。スタイルキューブ所属。
2012年、第1回スタイルキューブ声優オーディションに合格。2013年ゲーム『アイドルマスターミリオンライブ』の七尾百合子役で声優デビューを果たした後、2014年『普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。』の宇佐美奈々子役でテレビアニメに初主演を果たす。以降、『BanG Dream!』シリーズ弦巻こころ役、TVアニメ『五等分の花嫁』では中野三玖役、2020年10月TVアニメ『安達としまむら』しまむら役などに出演。
アーティストとしては2016年10月12日のハタチの誕生日に満を持してソロでメジャーデビューを果たし、2017年 TVアニメ『武装少女マキャヴェリズム』のOPテーマ『Shocking Blue』、2018年 TVアニメ『りゅうおうのおしごと!』EDテーマ『守りたいもののために』、2019年 TVアニメ『上野さんは不器用』のOPテーマ『閃きハートビート』などを歌唱。2019年7月に2ndアルバム『PopSkip』を発売。
TVアニメ『プランダラ』の第1クールOPテーマ『Plunderer』に続いて、第2クールOPテーマ『孤高の光 Lonely dark』を担当した。