• 上坂すみれが大好きな天知茂を熱烈アピール「新東宝入門」インタビュー
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2021.03.23

上坂すみれが大好きな天知茂を熱烈アピール「新東宝入門」インタビュー

俳優・天知茂の魅力を熱く語る上坂すみれさん 撮影:大山雅夫 スタイリスト:佐野夏水 ヘアメイク:北川恵(クララシステム)

犯罪・戦争・ホラー・お色気など、ジャンル・テーマを問わず徹底した娯楽路線を追求した映画会社「新東宝」。まだ戦後の香りが残る昭和の風景に展開する、毒々しくもインパクトのある作品群は映画ファンに今なお根強い人気を誇っている。

今回、そんな新東宝の作品からチョイスされた3作が日本映画専門チャンネルで一挙放送される。テーマは、新東宝を代表する俳優の一人・天知茂。のちに刑事ドラマ『非情のライセンス』で主人公の会田刑事役、また『江戸川乱歩の美女シリーズ』で名探偵・明智小五郎役を演じてお茶の間のヒーローとなった天知だが、51年の入社から61年の映画製作撤退まで在籍した新東宝でも数多くの作品に出演、ニヒルな青年・悪役を演じて強烈な印象を残している。

そんな天知茂の魅力にハマっているのが、昭和の邦画を愛する人気声優・上坂すみれさん。今回の特集に併せて、上坂さんが作品のガイド役として天知茂の魅力を語り尽くす特別番組『上坂すみれの新東宝シアター ―天知茂、痺れるほどキザで、ニヒルで―』が放送されることとなった。番組収録直後、まだ熱気さめやらぬ上坂さんに、改めて新東宝、そして天知茂への想いを語ってもらった。

――今回の番組が決まった時、どんな風に思われましたか。

上坂 自分のラジオとかイベントでも「こういう映画が好き!」みたいな話はよくするんですけれど、今回私にいろんな邦画を教えてくれている日本映画専門チャンネルさんと一緒に大好きな映画会社・新東宝がフィーチャーされる番組を作れるのが嬉しくて。昔からの新東宝のファンの方はもちろん、この番組が「新東宝入門」みたいな形になって新しくファンになってくれる方と一緒に盛り上がれたらいいですね。

――上坂さんが若い人たちに新東宝の魅力を伝えるとするなら、どういうところをアピールされますか?

上坂 昭和生まれじゃない人には、何もかもが新鮮だと思います。とにかく数をジャンジャカ作っていた時代の映画って、こんなにカオスなんだって。ポスターやタイトルを見ても(内容が)その通りとは限らないし、スターの皆さん……天知茂さん、宇津井健さん、三原葉子さん、三ツ矢歌子さんたちはスリラー、サスペンス、ホラーと似たようなジャンルの作品に出ているので、作品は違えども統一された世界観の中にいるような感覚があって、名前を憶えていくと「あ、また同じような役だ」みたいな目線も入ってきて楽しめるんです。あと、香港映画並みに唐突に終わるラストも好きです(笑)。毎週新作を上映していた時代の作品は勢いがありますね。、観ていて元気が出てきます。

アニメージュプラス編集部